重複データを非表示にする
Matrixコントロールを使用し、「行のグループ化」を行うことで、重複するデータを非表示にする(同じ値を持つ行を1つのグループとする)ことができます。
詳細については、「Matrixでセルの結合」を参照してください。
該当レコードまでの累積値を出力する
以下のように、該当レコードまでの累積値(累計)を表示する方法は、レポートの形式によって異なります。
データ | 累積値 |
---|---|
10 | 10 |
20 | 30 |
30 | 60 |
40 | 100 |
50 | 150 |
ページレポート/RDLレポートの場合、表形式でデータを出力する場合、主にTableコントロールを使用します。
これらのコントロールを使用して、累積値を出力する場合には、RunningValue関数を使用します。
たとえば、Tableコントロールに累積値を表示する場合、表示したい列のTextBoxのValueプロパティに以下のように設定してください。
=RunningValue(Fields!(対象のフィールド名).Value, Sum)
グループを使用している時に、そのグループ内だけの累積値を取得したい場合は、以下のようにRunningValue関数の第3引数にグループ名を設定してください。
=RunningValue(Fields!(対象のフィールド名).Value, Sum, (グループ名))
RunningValue関数については、「共通の関数」を参照してください。
レポートのデータソースにストアドプロシージャを使用する
ページレポート/RDLレポートの場合、ストアドプロシージャの結果セットを元にレポートを生成することが可能です。詳細な方法については、「ストアドプロシージャを使用するレポート」を参照してください。
レポートのデータソース(接続文字列やSQL文など)を動的に変更する
レポートのデータソースを動的に設定する具体的な方法については、「実行時にレポートとデータソースの連結」トピックを参照ください。
上記のヘルプでは実行時に新規のデータソースを設定する方法をご紹介しておりますが、デザイン時に設定したデータソースを、実行時に変更することも可能です。以下のサンプルコードは、デザイン時に設定したデータソースの接続文字列と、データセットのSQL文を変更する一例です。
Visual Basic
Visual Basic コード |
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Private Sub Form1_Load(...) Handles MyBase.Load ' ページレポート/RDLレポートを作成します。 Dim rpt As New GrapeCity.ActiveReports.PageReport() ' レポート定義のファイルをロードします。 rpt.Load(New System.IO.FileInfo("PageReport1.rdlx")) ' 接続文字列を変更します。 rpt.Report.DataSources(0).ConnectionProperties.DataProvider = "OLEDB" rpt.Report.DataSources(0).ConnectionProperties.ConnectString _ = "Provider=Microsoft.Jet.OLEDB.4.0;Data Source=C:/Reels.mdb" ' 変更するSQL文を定義します。 Dim tmpQuery As [String] = "Select Top 10 * From Movie" ' SQL文を変更します。 rpt.Report.DataSets(0).Query.CommandText = _ GrapeCity.ActiveReports.Expressions.ExpressionInfo.Parse(tmpQuery, _ GrapeCity.ActiveReports.Expressions.ExpressionResultType.[String]) Dim pageDocument As New GrapeCity.ActiveReports.Document.PageDocument(rpt) Viewer1.LoadDocument(pageDocument) End Sub |
C#
C# コード |
コードのコピー
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private void Form1_Load(...) { // ページレポート/RDLレポートを作成します。 GrapeCity.ActiveReports.PageReport rpt = new GrapeCity.ActiveReports.PageReport(); // レポート定義のファイルをロードします。 rpt.Load(new System.IO.FileInfo("PageReport1.rdlx")); // 接続文字列を変更します。 rpt.Report.DataSources[0].ConnectionProperties.DataProvider = "OLEDB"; rpt.Report.DataSources[0].ConnectionProperties.ConnectString = @"Provider=Microsoft.Jet.OLEDB.4.0;Data Source=C:/Reels.mdb"; // 変更するSQL文を定義します。 String tmpQuery = "Select Top 10 * From Movie"; // SQL文を変更します。 rpt.Report.DataSets[0].Query.CommandText = GrapeCity.ActiveReports.Expressions.ExpressionInfo.Parse(tmpQuery, GrapeCity.ActiveReports.Expressions.ExpressionResultType.String); GrapeCity.ActiveReports.Document.PageDocument pageDocument = new GrapeCity.ActiveReports.Document.PageDocument(rpt); viewer1.LoadDocument(pageDocument); } |
なお、データソースやデータセットの内容を変更することにより、使用するフィールドが変更される場合は、使用するフィールドを新たに定義する必要があります。ご注意ください。