レポートダイアログでは、ページレポートまたはRDLレポートのデザイナや用紙サイズなどの設定を行います。このダイアログには、以下のいずれかの方法でアクセスできます。
- Visual Studioで、[レポート>レポートのプロパティ]を選択してレポートダイアログを表示します。
- [レポートエクスプローラ]でレポートのノードを右クリックして、表示されるコンテキストメニューから[レポートのプロパティ]を選択します。
- [レポートエクスプローラ]でレポートのノードを選択した状態で、[プロパティウインドウ]の下部にあるコマンドから[プロパティ設定ダイアログ]をクリックします。
- デザイナ面の外にあるグレイ領域を左クリックしてレポートを選択します。その後、[プロパティウインドウ]の下部にあるコマンドから[プロパティ設定ダイアログ]をクリックします。
レポートダイアログで設定できるレポートの各プロパティは、以下の通りです。
[全般]
レポートダイアログの[全般]ページでは、以下の項目を設定できます:
- [作成者] : レポートの作成者の名前を入力します。
- [レポートの説明] : レポートの説明を入力します。
- [グリッドを表示する] : レポートのデザイナからグリッド線を外す場合、このチェックボックスをオフにします。
- [グリッド線にスナップ] : レポートのデザイナ上でアイテムを配置する際、グリッド線に合わせず、自由に配置する場合はこのチェックボックスをオフにします。
- [グリッド幅] : グリッド線の間隔を指定します。デフォルト値は、0.125インチです。
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ページヘッダ:RDLレポートにページヘッダを設定すると、次のオプションが有効になります。
- 最初のページに印刷:レポートの最初のページにページヘッダを設定するにはこのチェックボックスをオンにします。
- 最後のページに印刷:レポートの最後のページにページヘッダを設定するにはこのチェックボックスをオンにします。
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ページフッタ:RDLレポートにページフッタを設定すると、次のオプションが有効になります。
- 最初のページに印刷:レポートの最初のページにページフッタを設定するにはこのチェックボックスをオンにします。
- 最後のページに印刷:レポートの最後のページにペページフッタを設定するにはこのチェックボックスをオンにします。
- [自動更新] : レポートをHTML形式でレンダリングした時、そのページを定期的に自動で更新する場合、このチェックボックスを選択し、更新間隔を秒単位で指定します。
- [ルーラーの単位] : ルーラーの単位をインチ、または、センチに設定します。
- [プレビューページ数] [プレビュー]タブに表示するページ数を設定します。最大値は「10000」で、最小値は「0」です。[プレビューページ数]に「0」を設定した場合は[プレビュー]タブに全てのページが表示されます。デフォルトでは、[プレビュー]タブには10ページが表示されます。
[外観]
レポートダイアログの外観ページを使用してレポートのレイアウトを設定できます。
[ページ形式のレイアウト]
- 用紙サイズ : 用紙サイズから1つ選択します。
- 幅 : レイアウトの幅を指定します。
- 高さ : レイアウトの高さを指定します。
- 左 : レイアウトの左の余白を指定します。
- 右 : レイアウトの右の余白を指定します。
- 上 : レイアウトの上の余白を指定します。
- 下 : レイアウトの下の余白を指定します。
- 印刷方向 : 縦または横から選択します。
[デザイン]
- デザイン時に設定した背景のみ出力する : このチェックボックスを設定して背景(例えば、背景画像や背景色)をデザインタブのみで表示します。たとえば実際の帳票をスキャンした画像をデザイン時に表示し、それをなぞる形でデザイン作業を行うといったことが可能です。
[パラメータ]
パラメータページは、各パラメータについてユーザーに提供されるインタフェースを管理します。詳細は、「パラメータ」を参照してください。
[画像]
レポートダイアログの画像ページを使用してレポート内に画像を追加または変更できます。画像ページの左上に表示されているフォルダのアイコンをクリックすると、ダイアログが表示されるので、画像が保存されている場所を指定します。画像ファイルを選択し、[開く]ボタンをクリックすると、画像のサムネイルと名前、Mimeタイプが自動的に表示されます。
ここで追加した画像はImageコントロールに使用できます。Mimeタイプの欄には画像ファイルの拡張子がドロップダウンリストで表示され、画像のデフォルトのファイルフィルタを変更することが可能です。
また、ダイアログの右上に表示されている削除のアイコンを使用して、任意の画像を削除できます。
[参照]
レポートダイアログの参照ページでは、アセンブリやクラスへの参照を追加することができます。そして、レポート全体の式でそれらのメソッドを呼び出すことができます。なお、この参照ページには、プロパティウィンドウに表示されているClasses(コレクション)やReferences(コレクション)プロパティの<...>ボタンからもアクセスすることができます。
[アセンブリ名]
レポートに使用できるアセンブリのリストを表示します。これらは、削除ボタンで削除したり、開くダイアログで追加したりできます。
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メモ:参照する全てのアセンブリは、開発環境では製品がインストールされているフォルダ内に配置されている必要があります。また、アプリケーションの配布先にも配置する必要があります。 |
[クラス]
レポートに使用できるインスタンスを基にしたクラスのリストを表示します。
- クラス名 : クラスの名前空間と名前を入力します。(例 : Invoicing.GetDueDate)
- インスタンス名 : クラスのインスタンスの名前を入力します。(例 : m_myGetDueDate)
[データ出力]
レポートダイアログの[データ出力]ページでは、XMLにエクスポートするときにデータをどのように出力するかを設定します。
- 要素名 : エクスポートしたXMLファイルの最上位のデータ要素に表示する名前を入力します。
- データ変換(.xslファイル) : エクスポートしたXMLファイルに対して使用するスタイルシートのXSLファイルの名前を入力します。
- データスキーマ : エクスポートしたXMLファイルのデータタイプを検証するために使用するスキーマと名前空間を入力します。
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Textboxの出力形式 : エクスポートしたXMLファイルに、テキストボックスを属性として出力するか、要素として出力するかを設定します。
- 属性の例 :
<table1 textbox3="Report created on:7/26/2005 1:13:00 PM">
- 要素の例 :
<table1> <textbox3>Report created on:7/26/2005 1:13:28 PM</textbox3>
[テーマ]
ページレポート/RDLレポートに適用するテーマを管理します。新規テーマを作成するほか、テーマの追加、変更や削除もできます。また、レポートの複数テーマがある場合、テーマを任意の順序で整理することもできます。新規作成や変更のオプションを選択すると、テーマエディタが表示されます。詳細は、「テーマ」を参照してください。
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