並べ替えは、レポートの異なる範囲に対して設定できます。ActiveReportsでは、データ領域、グループ化されたデータ、またはページのダイアログに［並べ替え］ページを提供しています。

データ領域での並べ替え

TableまたはListデータ領域内のデータを並べ替えることができます。並べ替えを設定するには、データ領域の［並べ替え］ページへ移動し、並べ替えを設定します。

Matrix、BandedListまたはChartのデータ領域では、グループ化されたデータに対してのみ並べ替えを設定できます。したがって、これらのデータ領域独自の［並べ替え］のページはありません。

グループ化されたデータの並べ替え

［並べ替え］タブは、すべてのデータ領域のダイアログの［グループ］ページと、［List］ダイアログの［詳細行のグループ化］ページで用意されています。また、グループ化されたデータのソート順も変更できます。このオプションは、データ領域内にグループが設定されている場合、有効になります。

ページでの並べ替え

ページレポートでは、動的な値に基づきグループ化されたページ上で並べ替えを設定できます。ページで設定した並べ替えは、レポート形式のレイアウトで配置されているすべてのデータ領域に適用されますが、データ領域に並べ替えを設定すると、データ領域のデータのみが並べ替えられます。詳細は、「データの並べ替え」を参照してください。

レポートのデータを取得するには、データソースに接続し、データセットを作成して、クエリを定義する必要があります。クエリの「ORDER BY」キーワードを使用し、データを昇順または降順に並べ替えすることができます。

デフォルトでは、「ORDER BY」キーワードは昇順にデータを並べ替えますが、クエリに「DESC」キーワードを使用してデータを降順に並べ替えすることができます。例えば、ReelsデータベースのMovieテーブルにあるTitleフィールドのデータを並べ替えるには、以下のようなクエリを指定できます。
SELECT * FROM Movie ORDER BY Title
または
SELECT * FROM Movie ORDER BY Title ASC

Titleフィールドのデータを降順に並べ替えるには、以下のようなクエリを指定できます。
SELECT * FROM Movie ORDER BY Title DESC

データ領域内にあるTextBoxコントロールに対して、対話的な並べ替えを設定することにより、ユーザーがViewer上でデータを並べ替えできます。

対話的な並べ替えを設定するには、［並べ替え］ページにある［対話的な並べ替えを有効にする］オプションを選択する必要があります。

TextBoxコントロールに対して、対話的な並べ替えを設定すると、ビューワまたはプレビュータブで並べ替えのアイコンが表示されます。このアイコンをクリックし、ユーザーがTextBox内のデータを昇順または降順に並べ替えできます。

対話的な並べ替えのページでは、次のオプションが用意されています。

• 並べ替えの式: 列内にあるデータに対して並べ替えの値を定義する式を設定します。
• 並べ替えの対象の選択:　グループ化の範囲またはレポート内にあるデータ領域を設定します。デフォルトでは、［現在の範囲］オプションが設定されているが、［データ領域またはグループの選択］オプションも選択できます。
• 以下の範囲に並べ替えの式を適用する: 並べ替えの式を適用するグループ化の範囲を設定します。デフォルトでは、［現在の範囲］オプションが設定されているが、［データ領域またはグループの選択］オプションも選択できます。

詳細は、「対話的な並べ替え 」を参照してください。

レポートをデータソースに接続し、データを取得するために指定するクエリで「ORDER BY」キーワードを追加し、データを並べ替えできます。

デフォルトでは、「ORDER BY」キーワードは昇順にデータを並べ替えますが、クエリに「DESC」キーワードを使用してデータを降順に並べ替えすることができます。例えば、NWindデータベースのCustomersテーブルにあるCompanyNameフィールドのデータを並べ替えるには、以下のようなクエリを指定できます。
SELECT * FROM Customers ORDER BY CompanyName
または
SELECT * FROM Customers ORDER BY CompanyName ASC

CompanyNameフィールドのデータを降順に並べ替えるには、以下のようなクエリを指定できます。
SELECT * FROM Customers ORDER BY CompanyName DESC