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ActiveReports 11.0J Serverには、レポートの管理を支援するため、カテゴリやサブカテゴリを作成する機能があります。この機能の目的は、ユーザーが自分のレポートを各カテゴリに分類して簡単に見つけられるようにすることにあります。
カテゴリの作成、編集、名前の変更、移動、削除、サブカテゴリの作成などの操作を行うことができます。
ActiveReports 11.0J Serverでは、以下の2種類のカテゴリが使用できます。
システムカテゴリ
システムカテゴリは、管理者が管理者ダッシュボードから作成および管理します。システムカテゴリを表示することは管理者とエンドユーザーの両方ができますが、システムカテゴリの作成、名前の変更、編集、移動、削除ができるのは管理者だけです。
システムカテゴリは、利用者ポータルの[カテゴリ]タブでエンドユーザーに表示されますが、管理者から該当するパーミッションを与えられていないかぎり、エンドユーザーがこれらのシステムカテゴリを割り当てることはできません。利用者ポータルの[カテゴリ]パネルでは、システムカテゴリの名前は太字で表示されます。詳細については、「パーミッションの管理」を参照してください。管理者は複数のシステムカテゴリをレポートに割り当てることができます。また、複数のレポートを単一のカテゴリに一度に移動することもできます。
ロールのルートカテゴリ
ロールのルートカテゴリは、各ロールのトップレベルカテゴリとして設定されているシステムカテゴリです。特定のロールに所属しているユーザーは、ロールのルートカテゴリ配下にあるすべてのサブカテゴリを使用できます。複数のロールが割り当てられたユーザーは、割り当てられるすべてのロールのカテゴリ階層が利用者ポータル上で表示できます。管理者は、[ロールのプロパティ]オプションを使用することにより、各ロールに対してルートカテゴリを設定できます。各ユーザーはロールに基づいてルートカテゴリを割り当てられます。
たとえば、管理者は「販売」と「マーケティング」という2つのシステムカテゴリを作成し、それぞれのロールに所属しているユーザーのみに表示したい場合は、「販売」ロールに対して「販売」システムカテゴリおよび「マーケティング」ロールに対して「マーケティング」システムカテゴリをルートカテゴリとして設定します。詳細については、「システムカテゴリの管理」を参照してください。
メモ:ロールのルートカテゴリを設定しない場合、そのロールはすべてのカテゴリにアクセスできます。 |
個人カテゴリ
個人カテゴリは、エンドユーザーが利用者ポータルから作成および管理します。これらのカテゴリは各エンドユーザーに固有であり、管理者ダッシュボードには表示されません。エンドユーザーは個人カテゴリを作成、名前変更、編集、移動、削除し、1つ以上の個人カテゴリをレポートに割り当てることができます。詳細については、「個人カテゴリの設定」を参照してください。