コンテナ内の描画オブジェクトは、デフォルトではスタック規則に従って配置されます。スタック規則は、コンテナの Stacking プロパティの値で決定されます。この値は、次のいずれか(StackingRulesEnum 列挙型のメンバ)に設定できます。
コンテナ内の各オブジェクトはそれぞれ別のオブジェクトの1つ下に配置されます。現在のページの下端に到達すると、新しいページが追加されます。これはデフォルトです。
オブジェクトは左から右に配置されます。現在のページの右端に到達すると、新しい「水平方向」ページが追加されます。水平方向ページは論理的に前のページを右に拡張します。C1PreviewPane はデフォルトでこの位置を認識し、これらのページを並べて表示します。
オブジェクトはインラインで左から右に配置されます。現在のページの右端に到達すると、続きは次の行に折り返されます。現在のページの下端に到達すると、新しいページが追加されます。
スタック規則は、含まれているオブジェクト(子)には伝達されません。つまり、レンダリング領域を定義し、スタックを BlockLeftToRight 値(デフォルト以外)に設定した後で、その内部に別のレンダリング領域を追加した場合、そのスタック規則は、明示的に変更しないかぎりデフォルト(BlockTopToBottom)になります。
描画オブジェクトの X プロパティと Yプロパティを使用して、位置を明示的に設定することもできます(詳細については、次のセクションを参照)。この場合、その描画オブジェクトはスタック順にまったく関与しません。つまり、その位置は兄弟オブジェクトの位置に影響せず、兄弟オブジェクトの位置にも影響されません。