C1PrintDocument は階層構造を持っています。描画オブジェクトをドキュメントの構成要素とするには、それをドキュメントの階層の特定の位置に追加する必要があります。ドキュメントの主要部分は Body と呼ばれます。描画オブジェクトを本体に追加するには、ドキュメントの Body プロパティの Children コレクションに追加する必要があります。次に例を示します。
Visual Basic コードの書き方
Visual Basic |
コードのコピー
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Dim doc As New C1PrintDocument() Dim rt As New RenderText() rt.Text = "これはテキストです。" doc.Body.Children.Add(rt) |
C# コードの書き方
C# |
コードのコピー
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C1PrintDocument doc = new C1PrintDocument(); RenderText rt = new RenderText(); rt.Text = "これはテキストです"; doc.Body.Children.Add(rt); |
ドキュメントの Body.Children コレクションには、ドキュメントのすべての最上位の描画オブジェクトが含まれています。さらに、その各描画オブジェクトも Children コレクションを保持し、そのコレクション内に描画オブジェクトが含まれています。これは、Windows フォームコントロールが次々と内側にネストされる(各コントロールがそれ自身に含まれるコントロールのコレクションを保持する)仕組みに似ています。
ドキュメントの本文の他に、ドキュメント内にオブジェクトを表示するための場所が2つあります。これらは、それぞれ PageHeaderと PageFooter プロパティを使用してアクセスできるページのヘッダーとフッターです。