Microsoft Office 2007 および 2010 のテーマに基づいて FlexGrid の外観を簡単にカスタマイズできるように、FlexGrid は 6 つの組み込みビジュアルスタイルを備えています。これらのビジュアルスタイルには、C1FlexGrid クラスの VisualStyle プロパティを通してアクセスできます。MS Office ベースのビジュアルスタイルとは別に、このプロパティには Custom と System を設定できます。Custom を設定すると、グリッドはビジュアルスタイルを適用せず、グリッドのプロパティを使用してレンダリングします。このプロパティに System を設定すると、グリッドは現在のシステム設定に基づいて外観をレンダリングします。
このプロパティは、デザイナを使用して、またはコードを通して設定できます。設計時にプロパティを設定するには、スマートタグをクリックして C1FlexGrid タスクメニューを開き、[VisualStyle]コンボボックスからビジュアルスタイルを選択します。コードを通して WinForms FlexGrid にビジュアルスタイルを適用するには、以下のコードを使用します。
FlexGrid は、通常セル、固定セル、フォーカスセルなど、定義済みのセルタイプや状態に使用されるスタイルの組み込みコレクションを提供しています。設計時およびコードからこれらの組み込みスタイルを使用できます。デザインビューで、 C1FlexGrid スタイルエディタ からこれらのスタイルにアクセスできます。このエディタは、タスクメニューで [スタイル] オプションをクリックして開くことができます。このスタイルのコレクションは CellStyleCollection クラスによって表され、C1FlexGrid クラスの Styles プロパティを通してアクセスできます。各組み込みスタイルは CellStyle クラスのオブジェクトであり、BackColor、DataType、Format などのまざまなプロパティを持っています。
以下のコードは、WinForms FlexGrid の Styles コレクションからスタイルを使用する方法を示しています。
Add メソッドを使用して、独自のカスタムスタイルを Styles コレクションに追加することもできます。カスタムスタイルを作成してグリッドセルに適用する方法の詳細については、「カスタムスタイル」を参照してください。