標準の書式指定子とカスタム書式指定子で十分でない場合は、Formatting イベントのコードで値を書式設定できます。それには、FormatType プロパティを UseEvent に設定します(「データの書式設定」を参照)。書式設定コードでは、C1Input の標準の書式設定をヘルパーなどの目的で使用できます。それには、Format メソッドを呼び出します。
また、Parsing イベントのイベントコードで解析を実行できます。それには、FormatType プロパティを UseEvent に設定します。必要に応じて、ParseInfo のメソッド Parse、ParseFixed、ParseFloat、ParseInteger、ParseBoolean、および ParseDateTime を使用して、コード内で C1Input の標準の解析ルーチンを使用できます。
MaskInfo クラスには、編集マスクの管理に便利なメソッドがあります。
ユーザーによって現在入力されているテキストと Value プロパティを同期させる必要がある場合は、UpdateValueWithCurrentText メソッドを呼び出します。通常は、コントロールからフォーカスが移動すると、自動的に同期します。ただし、必要に応じて、このメソッドを呼び出して Value を強制的に更新することもできます。Value の更新時には、入力テキストが解析および検証され、Value プロパティが更新されます(「Value と Text:値の表示、検証、更新」を参照)。また、Value を変更せず、最初の2つの処理、つまり解析と検証を実行することもできます。それには、ParseContent メソッドと CheckValidationResult メソッドを使用します。