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日付部分の扱い

時刻コントロールは、時刻部分の入力に特化したコントロールです。日付時刻コントロールで時刻部分のみを入力するためには、書式や非表示部分の初期値などを個別に設定する必要がありますが、時刻コントロールでは日付部分を意識せず時刻のみを扱うことが可能です。
ここでは時刻コントロールの基本的な使用方法において、日付時刻コントロールとは異なる部分を解説します。

時刻を扱うデータ型
時刻コントロールの時刻データを扱う以下のプロパティは、DateTime型ではなくTimeSpan型として提供されます。よって日付部分の設定は不要です。

日付時刻コントロールで最大日付、最小日付を設定するプロパティはMaxDateMinDateプロパティですが、時刻コントロールではこれらをMaxValue、MinValueプロパティと名称を変更しています。機能はMaxDate、MinDateプロパティと同じです。


また、Numberプロパティについても、日付部分は「1900/01/01」で固定されているため、19000101HHmmss形式の値となります。
書式の設定
時刻コントロールには日付部分に関する書式は設定できません。日付を扱いたい場合には、日付時刻コントロール、もしくは日付コントロールを使用します。書式設定の詳細については「書式の設定」を参照してください。
キャレットの位置
CursorPositionプロパティで設定できる、フォーカスを受け取ったときにキャレットを配置するフィールドには、時刻に関する以下の値のみ指定できます。日付に関する値を指定した場合、Defaultと同じ動作となります。
CursorPositionの値 説明
Default キャレットを文字列の最初に配置します。
AMPM キャレットを午前または午後を示す文字列上に配置します。
Hour キャレットを時フィールド上に配置します。
Minute キャレットを分フィールド上に配置します。
Second キャレットを秒フィールド上に配置します。
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