休業日（毎週の定期的な休み）を設定する方法について解説します。
概要の説明
カレンダーコントロールの休業日の設定は、HolidayStylesプロパティが参照するHolidayStyleCollectionを初めとする下図のオブジェクト（着色された５つ）を使って行います。
休業日の設定に直接関連する部分をさらに詳しく示すと、下図のようになります。WeekdaysとDayOfWeekHolidayPolicy以外のオブジェクトについては、「休日の設定」を参照してください。
Weekdaysオブジェクトには、SundayからSaturdayまでの７つのプロパティが用意されており、これらが参照するDayWeekHolidayPolicyクラスを使って休業日を設定します。
休業日の設定に直接関連する部分をさらに詳しく示すと、下図のようになります。WeekdaysとDayOfWeekHolidayPolicy以外のオブジェクトについては、「休日の設定」を参照してください。
Weekdaysオブジェクトには、SundayからSaturdayまでの７つのプロパティが用意されており、これらが参照するDayWeekHolidayPolicyクラスを使って休業日を設定します。
休業日の設定
休業日は、次の手順で設定します。
- 通常の休日と同じように、HolidayStyleオブジェクトを生成します。
- HolidayStyleオブジェクトのNameプロパティを設定します。
- コントロールのWeekdaysプロパティを経由して参照されるDayOfWeekStyleオブジェクトのSubStyleプロパティを使って、休業日の日付スタイルを設定します。
- HolidayCollectionコレクションのWeekdaysプロパティが参照するWeekdaysオブジェクトのプロパティ（Sunday〜Saturday）を使うことで、休業日にする曜日を指定します。
- 指定したプロパティ（例：Wednesday）が参照するDayOfWeekHolidaydayPolicyオブジェクトのWeekFlagsプロパティで、休業日にする週（例：第2週と第3週）を指定します。
- HolidayStyleオブジェクトをHolidayStyleCollectionコレクションに登録します。
- コントロールのActiveHolidayStylesプロパティを使って、登録したHolidayStyleオブジェクトを有効にします。
サンプルコード
次のサンプルコードは、第2と第4の土曜日を休業日に設定します。
Imports GrapeCity.Web.Input.IMCalendar ' 休日スタイルを生成します。 Dim aHS As HolidayStyle = New HolidayStyle() ' 休日スタイルの名称を設定します。 aHS.Name = "休業日" ' 第２と第４土曜日を休業日に設定します。 aHS.Holidays.Weekdays.Saturday = New DayOfWeekHolidayPolicy(WeekFlags.SecondWeek Or WeekFlags.FourthWeek, HolidayOverride.None) ' 休業日の表示スタイルを設定します。 GcCalendar1.Weekdays.Saturday.SubStyle = New SubStyle(Color.WhiteSmoke, Color.Red, True, False) GcCalendar1.Weekdays.Saturday.WeekFlags = WeekFlags.SecondWeek Or WeekFlags.FourthWeek ' 設定が完了した休日スタイルを登録します。 GcCalendar1.HolidayStyles.Add("休業日", aHS) ' 登録した休日スタイルをコントロールに反映させます。 GcCalendar1.ActiveHolidayStyles = New string(){"休業日"}
using GrapeCity.Web.Input.IMCalendar; // 休日スタイルを生成します。 HolidayStyle aHS = new HolidayStyle(); // 休日スタイルの名称を設定します。 aHS.Name = "休業日"; // 第２と第４土曜日を休業日に設定します。 aHS.Holidays.Weekdays.Saturday = new DayOfWeekHolidayPolicy(WeekFlags.SecondWeek | WeekFlags.FourthWeek, HolidayOverride.None); // 休業日の表示スタイルを設定します。 GcCalendar1.Weekdays.Saturday.SubStyle = new SubStyle(Color.WhiteSmoke, Color.Red, true, false); GcCalendar1.Weekdays.Saturday.WeekFlags = WeekFlags.SecondWeek | WeekFlags.FourthWeek; // 設定が完了した休日スタイルを登録します。 GcCalendar1.HolidayStyles.Add("休業日", aHS); // 登録した休日スタイルをコントロールに反映させます。 GcCalendar1.ActiveHolidayStyles = new string[]{"休業日"};
参照