基本的な使い方 |
このトピックでは、ドロップダウンカレンダーコントロールの基本的な使用方法について解説します。
カレンダーには、日付を選択する Month カレンダー、月を選択する Year カレンダー、年を選択する Decade カレンダーの3つのタイプがあります。既定値は Month カレンダーです。カレンダーのタイプは DisplayMode プロパティで指定します。
また、実行時には以下のいずれかの方法でカレンダーのタイプを切り替えることができます。
このとき、StartDisplayMode プロパティと EndDisplayMode プロパティを使用して、切り替えるカレンダータイプの範囲を指定することができます。例えば StartDisplayMode プロパティを CalendarMode.Month に、EndDisplayMode を CalendarMode.Year に設定すると、Month カレンダーと Year カレンダーの間でのみ切り替わり、Decade カレンダーには切り替わらなくなります。
以下のサンプルコードは、起動時に Year カレンダーを表示し、Month カレンダーと Year カレンダー間のみ切り替えられるようにします。
カレンダーの最初の列に表示する曜日は、FirstDayOfWeek プロパティで設定します。通常のカレンダーでは、日曜日または月曜日が最初の列に表示されます。なお、デフォルトでは、週の開始曜日はシステムから取得されます。
カレンダーに表示する日付の最小値と最大値は、MinDate プロパティと MaxDate プロパティで設定します。この最小値と最大値を超える日付には、フォーカスを移動することはできません。
CalendarYear プロパティを CalendarYear.Fiscal に設定すると、FirstFiscalMonth プロパティの設定に基づいた会計年度表示が有効になります。
会計年度表示が有効になると、ヘッダの年度表示が会計年度を基準に表示されます。たとえば、FirstFiscalMonth プロパティを Month.April に設定し、2010年3月を表示すると、ヘッダの年表示は「2009」となります。また、Year カレンダーを表示した際、 FirstFiscalMonth プロパティで設定した月が左上に表示されるようになります。
実行時には以下のいずれかの方法でカレンダーの表示年月を移動することができます。
これらのナビゲータまたはメソッドを使ってカレンダーをスクロールしたときには、Scrolled イベントが発生します。年に応じて変化する休日などを設定するときに使用します。また、Scrolled イベントの後には FocusedDateChanged イベントが発生します。