リサイズはクリックかドラッグ

キーボード操作

このトピックでは、コンボコントロールのキーボード操作について解説します。

独自の機能と注意事項

コンボコントロールには、次の２つの独自機能があります。

1. 矢印キーによるフォーカス移動

ExitOnLeftRightKey プロパティを ExitOnLeftRightKey.None 以外の値に設定すると、キャレットがコントロール内のテキストの最初または最後の文字上にある状態で、［→］、［←］、または［Ctrl］+［→］、［Ctrl］+［←］の各キーを押したときに、フォーカスを前後のコントロールに移動することができます。

2. キー入力によるフォーカス移動の検出

［→］、［←］、［Ctrl］＋［→］、［Ctrl］＋［←］、［Tab］、［Shift］＋［Tab］の各キーを使用して、フォーカスを前後のコントロールに移動したときには、LostFocus イベントの前に KeyExit イベントが発生します。

注意 メモ 注意

ショートカットコマンドを使ってコントロールの機能を特定のキーに割り当てた場合、それらのキーに割り当てられていたデフォルトの機能は動作しなくなります。

注意 メモ 注意

WPF ブラウザアプリケーションの場合、ブラウザによってはショートカットキーとして特定のキーに対してブラウザ独自の機能が割り当てられていることがあります。この場合、コントロールのショートカットコマンドよりもブラウザのショートカットキーの動作が優先されます。

ナビゲーション
操作説明
［←］IsEditable プロパティが True の場合：

１つ前の文字または行の先頭にキャレットを移動します。選択された部分がある場合は、選択が解除されてその部分の左端にキャレットが置かれます。

IsEditable プロパティが False の場合：

無効です。

［→］IsEditable プロパティが True の場合：

次の文字または行の末尾にキャレットを移動します。選択された部分がある場合は、選択が解除されてその部分の右端にキャレットが置かれます。

IsEditable プロパティが False の場合：

無効です。

［↑］リストボックス内の前の項目を選択します。
［↓］リストボックス内の次の項目を選択します。
［Ctrl］＋［←］IsEditable プロパティが True の場合：

現在の、または１つ前の単語の先頭にキャレットを移動します。選択された部分がある場合は、選択が解除されてその部分の左端にキャレットが置かれます。

IsEditable プロパティが False の場合：

無効です。

［Ctrl］＋［→］IsEditable プロパティが True の場合：

次の単語の先頭にキャレットを移動します。選択された部分がある場合は、選択が解除されてその部分の右端にキャレットが置かれます。

IsEditable プロパティが False の場合：

無効です。

［Home］IsEditable プロパティが True の場合：

コントロール内のテキストの先頭にキャレットを移動します。

IsEditable プロパティが False の場合：

リストボックス内の最初の項目を選択します。

［End］IsEditable プロパティが True の場合：

コントロール内のテキストの末尾にキャレットを移動します。

IsEditable プロパティが False の場合：

リストボックス内の最後の項目を選択します。

［Ctrl］＋［Home］［Home］キーと同様の動作をします。
［Ctrl］＋［End］［End］キーと同様の動作をします。
［PageUp］IsEditable プロパティが True の場合：

コントロール内のテキストの先頭にキャレットを移動します。

IsEditable プロパティが False の場合：

無効です。

［PageDown］IsEditable プロパティが True の場合：

コントロール内のテキストの末尾にキャレットを移動します。

IsEditable プロパティが False の場合：

無効です。

選択
操作説明
［Shift］＋［←］IsEditable プロパティが True の場合：

１つ前の文字を選択します。

IsEditable プロパティが False の場合：

無効です。

［Shift］＋［→］IsEditable プロパティが True の場合：

次の文字を選択します。

IsEditable プロパティが False の場合：

無効です。

［Shift］＋［↑］［↑］キーと同様の動作をします。
［Shift］＋［↓］［↓］キーと同様の動作をします。
［Shift］＋［PageUp］［PageUp］キーと同様の動作をします。
［Shift］＋［PageDown］［PageDown］キーと同様の動作をします。
［Ctrl］＋［Shift］＋［←］IsEditable プロパティが True の場合：

現在のキャレット位置からコントロール内のテキストの先頭までを選択します。

IsEditable プロパティが False の場合：

無効です。

［Ctrl］＋［Shift］＋［→］IsEditable プロパティが True の場合：

現在のキャレット位置から現在の単語の末尾までを選択します。

IsEditable プロパティが False の場合：

無効です。

［Shift］＋［Home］IsEditable プロパティが True の場合：

現在のキャレット位置から行の先頭までを選択します。

IsEditable プロパティが False の場合：

リストボックス内の最初の項目を選択します。

［Shift］＋［End］IsEditable プロパティが True の場合：

現在のキャレット位置から行の末尾までを選択します。

IsEditable プロパティが False の場合：

リストボックス内の最後の項目を選択します。

［Ctrl］＋［Shift］＋［Home］［Shift］＋［Home］キーと同様の動作をします。
［Ctrl］＋［Shift］＋［End］［Shift］＋［End］キーと同様の動作をします。
［Shift］＋クリックIsEditable プロパティが True の場合：

現在のキャレット位置からクリックした位置までを選択します。

IsEditable プロパティが False の場合：

無効です。

ダブルクリックIsEditable プロパティが True の場合：

ダブルクリックした単語を選択します。

IsEditable プロパティが False の場合：

無効です。

クリック＋ドラッグIsEditable プロパティが True の場合：

マウスでドラッグした範囲内の単語を選択します。

IsEditable プロパティが False の場合：

無効です。

編集
操作説明
［Del］次の文字を削除します。選択された部分や上書きモードで点滅しているブロックカーソルの位置にある文字は最初に削除されます。
［BackSpace］１つ前の文字を削除します。選択された部分や上書きモードで点滅しているブロックカーソルの位置にある文字は最初に削除されます。
［Ctrl］＋［Del］現在のキャレット位置から次の単語の先頭までを削除します。選択されたテキストは最初に削除されます。
［Ctrl］＋［BackSpace］現在のキャレット位置から現在の単語まで、または1つ前の単語の先頭までを削除します。選択されたテキストは最初に削除されます。
［Ctrl］＋［C］選択されたテキストをクリップボードにコピーします。
［Ctrl］＋［V］クリップボードのテキストをコントロールに貼り付けます。
［Ctrl］＋［X］選択されたテキストを切り取り、クリップボードにコピーします。
［Ctrl］＋［A］コントロールに含まれるすべての内容を選択します。
［Ctrl］＋［Z］編集前またはフォーカス取得時の値に戻します。
［Ctrl］＋［Ins］ 選択されたテキストをクリップボードにコピーします。
［Shift］＋［Del］選択されたテキストを切り取り、クリップボードにコピーします。
［Shift］＋［Ins］クリップボードのテキストをコントロールに貼り付けます。
参照