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XCOPY は、ファイルをフォルダ構造ごとコピーする DOS のコマンドです。しかし、ここでは、単純にファイルをコピーするだけの配布方法を総称して「XCOPY による配布」と呼んでいます。
XCOPY による配布は、他のどの方法よりも単純で簡便です。しかし、その一方で、配布先に .NET Framework や .NET6 などのランタイムが存在しているかどうか、また、存在している場合でもそのバージョンが適切かどうかなどを調べることができません。さらに、必要なファイルを誤って上書きしたときの復旧手段が用意されていません。
これらを考慮すると、XCOPY による配布は、次のような条件が満たされているときに適した方法だと言えます。
XCOPY による配布では、アプリケーションのビルドによって出力先フォルダに生成・コピーされたファイルのうち、再配布可能なファイルをアプリケーションの配布先環境にコピーします。これだけで配布が完了します。本製品における再配布可能なファイルは、「ランタイムファイルの配布について」を参照してください。
実際のコピー操作としては、たとえば次のような方法が考えられます。
辞書ファイルの配布については、「辞書ファイルの配布について」を参照してください。