デザイナによる設定
デザイナで範囲の検証を設定するには、次のように操作します。この例では、数値型セルに0~10の範囲を超える値が入力されたときに検証エラーを表示します。
- 値を検証するセルを選択する。(例: numericUpDownCell1)
- プロパティウィンドウでValidatorsプロパティを選択し、[...]ボタンをクリックする。
- 表示されたCellValidatorコレクションエディタで左上のコンボボックスから「RangeValidator」を選択し、[追加]をクリックする。
- [メンバ]リストでRangeValidatorが選択されていることを確認する。
- 画面右のプロパティグリッドでMaxValueプロパティを選択し、「10」を入力する。
- 画面右のプロパティグリッドでMinValueプロパティを選択し、「0」を入力する。
- 画面右のプロパティグリッドでActionsプロパティを選択し、[...]ボタンをクリックする。
- 表示されたCellValidateActionコレクションエディタでLineNotifyを追加する。
- [OK]ボタンをクリックしてCellValidateActionコレクションエディタを閉じる。
- [OK]ボタンをクリックしてCellValidatorコレクションエディタを閉じる。
- デザイナのドキュメントウィンドウのタブを「実行時」に切り替える。
- 「50」を入力してセルを移動したときに検証エラーになることを確認する。
- 「50」を消して「5」を入力して移動したときに検証エラーにならないことを確認する。
コーディングによる設定
次のコードは、セルに-1や50といった0~10の範囲を超える数値が入力されたときに検証エラーを表示します。
数値のカンマも含めた検証
RangeValidator.ParsingEnabledプロパティにTrueを設定すると、数値の文字列形式を等価な整数に変換して、変換した値に対して検証を行うことができます。また、ParsingEnabledプロパティにTrueが設定されている場合、カルチャを指定するためのFormatProviderプロパティを使用できます。
次のコードは、セルに入力されたカンマ付きの数値を検証します。
次のコードは、セルに入力されたカンマ付きの数値を検証します。