GrapeCity.Win.Pickers 名前空間 : GcColorPicker クラス |
GcColorPickerコントロールでは、Officeのカラーピッカーと同じように、ドロップダウンウィンドウを開いて色を選択できます。選択された色は、SelectedColorプロパティにアクセスして取得できます。また、GcColorPickerには、ユーザーがテキストを入力して色を設定する機能や、コントロールの外観をカスタマイズする機能もあります。GcColorPickerのデフォルトの外観は次の5つの部分から成ります。
GcColorPickerのドロップダウンウィンドウを開くには、GrapeCity.Win.Common.DropDownButtonをクリックするか、GrapeCity.Win.Common.PlusPakPickerBase.DroppedDownプロパティをtrueに設定します。GcColorPickerのドロップダウンウィンドウでは、次のようなさまざまな色セクションから色を選択できます。
DropDownStyleプロパティは、表示するGcColorPickerのスタイルを決定します。デフォルトのDropDownStyle.DropDownスタイルでは、GcColorPickerのテキスト部分は編集可能で、そのテキスト部分に値を入力して色を指定できます。また、GrapeCity.Win.Common.DropDownButtonをクリックするとドロップダウンウィンドウが開きます。DropDownListスタイルでは、GcColorPickerのテキスト部分は編集不可であり、GrapeCity.Win.Common.DropDownButtonまたはテキスト部分をクリックすると、色を選択するドロップダウンウィンドウが開きます。
OwnerDrawプロパティをtrueに設定すると、DrawContentイベントを処理することによってGcColorPickerコントロールの内容の外観を独自に描画できます。
SelectedColorからTextへの標準の書式設定では要件が満たされない場合は、ColorFormattingイベントを処理して、色から必要なテキストへの書式設定をカスタマイズできます。TextからSelectedColorへの標準の解析では要件が満たされない場合は、ColorParsingイベントを処理して、テキストから必要な色への解析をカスタマイズできます。
次のサンプルコードは、GcColorPickerコントロールを作成して使用する方法を示します。この例では、自動色ボタンと塗りつぶしなしボタンを使用して特定の色を便利に選択できるようにしています。この例を実行するには、button1という名前のSystem.Windows.Forms.Buttonインスタンスを含むSystem.Windows.Forms.Formに以下のコードを追加し、ここで作成したメソッドをコンストラクターまたはフォーム上の別のメソッドから呼び出す必要があります。
System.Object
System.MarshalByRefObject
System.ComponentModel.Component
System.Windows.Forms.Control
GrapeCity.Framework.Forms.FrameworkControl
GrapeCity.Framework.Views.Windows.ElementContainerControl
GrapeCity.Framework.Forms.ControlBase
GrapeCity.Win.Common.PlusPakControlBase
GrapeCity.Win.Common.PlusPakPickerBase
GrapeCity.Win.Pickers.GcColorPicker
Target Platforms: Windows 7, Windows Vista SP1 or later, Windows XP SP3, Windows Server 2008 (Server Core not supported), Windows Server 2008 R2 (Server Core supported with SP1 or later), Windows Server 2003 SP2