GrapeCity Secure Mail for .NET 4.0J
Select メソッド

目的のメールボックスへのメールボックス名とDelimiterで区切られた絶対パス。
新しいMailboxを作成し、SelectedMailboxをこの値に設定します。
シンタックス
Public Function Select( _
   ByVal mailboxPath As String _
) As Mailbox
public Mailbox Select( 
   string mailboxPath
)

パラメータ

mailboxPath
目的のメールボックスへのメールボックス名とDelimiterで区切られた絶対パス。

戻り値の型

選択状態にあるMailbox(SelectedMailboxに割り当てられます)を返します。
解説

MailboxesMailbox.Mailboxes は、SelectedMailboxに設定して選択できるメールボックスのツリーを表します。しかし多くの場合、目的とするメールボックスのパスは分かっており、完全な階層は関係ありません。その場合、絶対パスを指定して目的のメールボックスを直接選択するためにこのメソッドが使用できます。サーバーで使用している区切り文字が不明な場合は、Delimiterはサーバーの区切り文字を返します。

コンポーネントは SELECTコマンドを送信して Mailbox.FirstUnseenMailbox.MarkedMailbox.RecentMailbox.Selectable、そしてMailbox.SublevelsAllowedを初期化します。これでサーバーはこのMailboxを"Selected"状態と見なし、メッセージにアクセスできるようになります。

IMAPの特質は、他のクライアントがいつでもサーバー上のメッセージを削除できる点にあります。そのため、"foreach"を使用してメールボックス内のメッセージを列挙することは推奨されません(列挙が完了する前に、非請求の応答によってメールボックスからメッセージを削除しなければならない場合があります)。 その代わりに、SelectedMailbox.ToArray()に対して"foreach"を使用します。この方法で列挙している間に別のクライアントによってメッセージが削除された場合、MessageBase.Idが0に設定されます。そのため、この値をチェックすることで、メッセージを処理する前にそのメッセージが存在することを保証できます。

Imap.Session.AutoUtf8が trueに設定され、サーバーが「UTF8=ACCEPT」を返す場合、UNICODE文字列のエンコードとデコードにUTF8が使用されます。

参照

参照

Imap クラス
Imap メンバ

 

 


© 2003, GrapeCity inc. All rights reserved.