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ライセンス組み込みのトラブルシューティング

ここでは、ライセンスの組み込みに関するトラブルと、その原因や対処方法について説明します。

製品のインストールや、「ライセンス認証マネージャー」を使用したライセンス認証手続きに関するトラブルシューティングは、弊社Webサイトの以下のページをご覧ください。

Q1. 製品版でライセンス認証したのに、トライアル版のダイアログが消えません。
A1. ソリューションの[リビルド]を実行してください。

問題

製品版としてライセンス認証した開発環境で、既存のプロジェクトを実行しましたが、トライアル版を示すダイアログが表示されてしまいます。

原因

ビルド済みのアプリケーションに対してライセンスを組み込むには、[ビルド]ではなく[リビルド]を実行する必要があります。

たとえばトライアル版で作成していた既存のプロジェクトを、製品版の環境でビルドする場合、[デバッグ開始]を実行しても製品版のライセンスは組み込まれないため、トライアル版のダイアログが出力されます。

対処方法

ソリューションの[リビルド]を実行し、プロジェクト全体をビルドしなおします。

Q2. ビルド時に「"LC.exe" はコード -1 を伴って終了しました」エラーが発生します。
A2. licenses.licxファイルの内容を確認してください。

問題

プロジェクトのビルド時、「"LC.exe" はコード -1 を伴って終了しました」というエラーが発生し、ビルドできません。

原因

本エラーは、licenses.licxファイルに正しい情報が記載されていない場合に発生します。たとえば以下のような原因が考えられます。

  • licenses.licxファイルの記載内容(バージョン番号など)に誤りがある
  • プロジェクト内で使用していないコンポーネントの情報がlicenses.licxファイルに記載されている

上記以外にも、64ビット版のMSBuild.exeを使用しているなどの場合に本現象が発生します。詳細については弊社Webサイトのナレッジベースで公開されている「「"LC.exe" はコード -1 を伴って終了しました」エラーのトラブルシューティング」をご覧ください。

対処方法

  1. licenses.licxファイルの配置場所に、licenses.licxファイルが存在することを確認します。
  2. licenses.licxファイルの記載内容を確認し、正しい情報に修正します。
    プロジェクト内で使用していないコンポーネントの情報が記載されている場合には、その行を削除します。
  3. ソリューションの[リビルド]を実行し、プロジェクト全体をビルドしなおします。

     

Q3. 実行時に「アプリケーションにライセンスが正しく付与されていません」エラーが発生します。
A3. licenses.licxファイルが存在するか確認してください。

問題

作成したアプリケーションの実行時、「アプリケーションにライセンスが正しく付与されていません。」というエラーが発生し、実行できません。

原因

本エラーは、licenses.licxファイルに正しい情報が記載されていない場合に発生します。たとえば以下のような原因が考えられます。

  • プロジェクトにlicenses.licxファイルが存在しない状態でビルドされた
  • プロジェクト内で使用していないコンポーネントの情報がlicenses.licxファイルに記載されている

対処方法

  1. licenses.licxファイルの配置場所に、licenses.licxファイルが存在することを確認します。
  2. licenses.licxファイルの記載内容を確認し、正しい情報に修正します。
    プロジェクト内で使用していないコンポーネントの情報が記載されている場合には、その行を削除します。
  3. ソリューションの [リビルド] を実行し、プロジェクト全体をビルドしなおします。

 

 


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