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数式では、その数式自身が含まれるセルを参照することができます。 これを循環参照と呼びます。 循環参照は通常、1つの関数を反復実行することで、演算結果を最適な値に近づけようとする目的で使用します。 再計算の反復回数プロパティの設定によって、関数が自身を繰り返し演算(反復)する回数を選択できます。
セル C4 内に「=COLUMNS(A1:C5)」という数式を設定すると、評価結果は返されません。 つまり、配列内の最後の列および行インデックスが、数式の入力されたセルの列および行インデックスより大きい場合は、この数式は計算できなくなります。 この場合は、セル C4 はセル範囲 A1:C5 内に含まれています。これが、数式内に循環参照が含まれる例であり、反復計算が有効にされていないかぎり、この数式は評価されません。
次のサンプルコードは、循環参照を設定する例です。
FpSpread1.ActiveSheetView.Iteration = true; FpSpread1.ActiveSheetView.SetValue(0, 1, 20); FpSpread1.ActiveSheetView.MaximumChange = 5; FpSpread1.ActiveSheetView.MaximumIterations = 5; FpSpread1.ActiveSheetView.SetFormula(0, 2, "A1*3"); FpSpread1.ActiveSheetView.SetFormula(0, 0, "B1+C1");
FpSpread1.ActiveSheetView.Iteration = True FpSpread1.ActiveSheetView.SetValue(0, 1, 20) FpSpread1.ActiveSheetView.MaximumChange = 5 FpSpread1.ActiveSheetView.MaximumIterations = 5 FpSpread1.ActiveSheetView.SetFormula(0, 0, "B1+C1") FpSpread1.ActiveSheetView.SetFormula(0, 2, "A1*3")