MESCIUS SPREAD for ASP.NET 10.0J > 開発者の手引き > セル型 > 編集可能なセル型 > 日付型セル |
日付型セルを使用すると、ユーザー入力を日付値または時刻値だけに限定し、データを日付値または時刻値として表示できます。
このセル型の作成や設定は、DateTimeCellType クラスを使用して行います。
日付と時刻の表示書式は、DateTimeFormatInfo クラスを使用して設定します。DateTimeFormatInfo オブジェクトを生成し、DateTimeFormat プロパティに割り当てます。
または、FormatString プロパティに日付時刻を表す書式文字を指定します。たとえば、時と分だけを表示する時刻セルを作成するには、書式文字を「hh:mm」に設定します。
日付型セルの日時の表示に長い形式を使用している場合は、たとえば現在時刻が 2015 年 10 月 29日 11 時 10 分 01 秒であれば、Text プロパティはこのセルの書式付きの値として「Tuesday, October 29, 2015 11:10:01 AM」を返します。 Value プロパティは DateTime オブジェクトを返します。
なお、日付型セルは、編集時と表示時で異なる書式を設定できます。編集時の書式はEditMode プロパティを使用して設定します。
DateTimeCellType クラスのMinimumValue プロパティおよびMaximumValue プロパティを使用して、入力可能な最大値と最小値も設定できます。
また、日付型セルにはカレンダーを表示することが可能です。詳細については「カレンダーの表示」を参照してください。
次のサンプル コードは、行2列2のセルに、入力書式を「yyyy/MM/dd」に、表示書式を「yyyy年MM月dd日」の形式で設定し、ユーザーが無効な値を入力した場合には、次の図に示すようにセル ノートを表示します。
FarPoint.Web.Spread.DateTimeCellType datecell = new FarPoint.Web.Spread.DateTimeCellType(); datecell.ErrorMessage = "Need a date!!!"; datecell.FormatString = "yyyy年MM月dd日"; datecell.EditMode.FormatString = "yyyy/MM/dd"; FpSpread1.ActiveSheetView.Columns[1].Width = 175; FpSpread1.ActiveSheetView.Cells[1, 1].CellType = datecell;
Dim datecell As New FarPoint.Web.Spread.DateTimeCellType() datecell.ErrorMessage = "Need a date!!!" datecell.FormatString = "yyyy年MM月dd日" datecell.EditMode.FormatString = "yyyy/MM/dd" FpSpread1.ActiveSheetView.Columns(1).Width = 175 FpSpread1.ActiveSheetView.Cells(1, 1).CellType = datecell