倍精度型セル

倍精度（数値）型セルを使用すると、入力値を倍精度小数点数だけに限定し、データを倍精度小数点数として表示できます。

このセル型の作成や設定は、DoubleCellType クラスを使用して行います。

倍精度型セルの書式を設定するには、NumberFormat プロパティが参照するNumberFormat クラスを使用することができますが、DoubleCellType クラスのメンバを使用して以下の設定が可能です。

小数点以下の桁数（DecimalDigits プロパティ）
小数点以下をゼロ補填表示するかどうか（FixedPoint プロパティ）
負数を赤で表示するかどうか（NegativeRed プロパティ）

なお、倍精度型セルは、編集時と表示時で異なる書式を設定できます。編集時の書式はEditMode プロパティを使用して設定します。

また、DoubleCellType クラスのMinimumValue プロパティやMaximumValue プロパティを使用して入力可能な最小値と最大値も設定できます。

設定方法

DoubleCellType クラスのインスタンスを作成して、倍精度型セルを定義します。
書式や入力可能な最大値あるいは最小値を設定します。
このセル型をセルに割り当てます。

サンプルコード

次のサンプルコードは、倍精度型セルにエラーメッセージを設定する例です。

C#
Visual Basic

FarPoint.Web.Spread.DoubleCellType dblcell = new FarPoint.Web.Spread.DoubleCellType();
dblcell.ErrorMessage = "数値型を入力してください。";
FpSpread1.ActiveSheetView.Cells[1, 1].CellType = dblcell;

Dim dblcell As New FarPoint.Web.Spread.DoubleCellType()
dblcell.ErrorMessage = "数値型を入力してください。"
FpSpread1.ActiveSheetView.Cells(1, 1).CellType = dblcell