MESCIUS SPREAD for ASP.NET 10.0J > 開発者の手引き > 製品の使用方法 > アプリケーションの配布 |
ここでは、SPREAD for ASP.NETを使用したアプリケーションの配布方法について説明します。
作成したアプリケーションを運用環境のWebサーバーへ配布する方法については、MSDNの「Visual StudioおよびASP.NETのWeb配置コンテンツマップ」を参照してください。
Medium 信頼レベル環境へ配布する場合は、「Medium 信頼レベル環境へのアプリケーションの配置」を参照してください。
SPREAD for ASP.NETを使用したアプリケーションを実行するには、実行環境にSPREAD for ASP.NETのランタイムファイルが必要です。そのため、SPREAD for ASP.NET使用したアプリケーションを配布する場合、ランタイムファイルをアプリケーションとともに配布する必要があります。
メモ: 当ドキュメントではランタイムファイルなどの再配布できるファイルを総称して、再配布可能ファイルと呼びます。 |
注意:
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下記のアセンブリファイルを、アプリケーションのbinフォルダに配置します。
アセンブリファイルは、開発環境の<インストール フォルダ> Bin(デフォルト:C:Program Files\SpreadASPNET10\Bin)にインストールされています。
ファイル | 内容 | 備考 |
---|---|---|
FarPoint.Web.SpreadJ.dll | 本体アセンブリ(必須) | |
FarPoint.CalcEngine.dll | 表計算エンジン(必須) | |
FarPoint.Excel.dll | Excelインポート/エクスポート(必須) | |
FarPoint.PDF.dll | PDFエクスポート(必須) | |
FarPoint.Web.Chart.dll | チャートエンジン(必須) | |
FarPoint.Web.Spread.Extender.dll | ASP.NET AJAXエクステンダー | ASP.NET AJAXエクステンダーの各セル型を使用している場合のみ必要 |
注意: 製品が使用するJavaScript、および画像は、上の表にあるアセンブリファイル(FarPoint.Web.SpreadJ.dll)に組み込まれています。そのため別途、配布する必要はありません。 |
何らかの理由で、アセンブリに組み込まれたJavaScript、および画像を使用しないでアプリケーションを運用する必要がある場合、これらのファイルを別途、運用環境に配布する方法があります。
アセンブリに組み込まれたJavaScript、および画像と同等のファイルは、fp_client フォルダに格納され、開発環境の <Program Files Folder>\Common Files\FarPoint Technologies\SpreadNETWebv10にインストールされています。以下、fp_clientフォルダの配布方法です。いずれかの方法を使用してください。
(アセンブリに組み込まれたJavaScript、および画像を使用する場合、以下は不要です)
fp_clientフォルダをWebサーバーの任意の場所にコピーし、IIS ホームディレクトリ直下に「fp_client」の名前で仮想フォルダとして登録する方法です。
この場合、SPREAD for ASP.NETは実行時、fp_clientフォルダを次のように絶対パスにて参照します。
behavior:url(/fp_client/fpspread/<assembly version>/htc/fpspread.htc)そのためfp_clientフォルダはIIS ホームディレクトリ直下に「fp_client」の名前で登録する必要があります。
fp_clientフォルダをアプリケーションのルートディレクトリ(ASPX ファイルと同じ場所)にコピーする方法です。
この場合、Web.configの<appSettings>タグ内に、fp_clientフォルダに関する以下の情報を追加する必要があります。
<?xml version="1.0"?> <configuration> <appSettings> <add key="fp_client" value="fp_client" /> </appSettings> : </configuration> ※サブフォルダからもfp_clientフォルダを参照する場合は value="~/fp_client"と指定してください。
Spread for ASP.NETでは、クライアント用のHTMLページを提供するWebサーバーコントロールが作成されることに注意してください。また、クライアント側スクリプト機能を有効にするため、スクリプトファイルがクライアントマシン上のディレクトリにインストールされます。
注意: 以下のファイルは開発環境のみに必要なファイルです。配布は許可されていません。
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