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セッション状態は、サーバー ベースの状態管理機能を実現します。データはユーザーごとに、個別のブラウザ セッションに保存されます。セッション状態の使用は、ビューステートに保存するにはデータが大きい場合に適しています。
なお、デフォルトでは状態管理の情報はセッションに保存されます。
セッション状態を使用する利点は次のとおりです。
セッション状態を使用する欠点は、パフォーマンスに影響が出ることです。 セッション状態変数は、削除または置換されるまでサーバーのメモリ内に置かれます。このため、サーバーのパフォーマンスが低下する可能性があります。大きなデータベースなどの情報ブロックを保持するセッション状態変数は、サーバーの負荷を増大させるため、Web サーバーのパフォーマンスに悪影響を及ぼす場合もあります。
FpSpread クラスのSaveViewStateToSession プロパティがtrueに設定されていると、ビューステートのデータがセッションに保存されます。既定値はtrueです。独自に状態管理をセッションに保存したい場合は、このプロパティがfalseに、またSheetView クラス のIsTrackingViewState プロパティ をtrueに設定ます。このときに発生するSaveOrLoadSheetState イベントを利用してセッション状態を処理します。
※SaveViewStateToSessionプロパティがTrueに設定されている場合には、SaveOrLoadSheetState イベントは発生しません。