データ量、サーバーの可用性、および実装リソースに応じて、異なる方法で状態管理を処理できます。アプリケーションがデータを保存する際、クライアント側にローカルに保存することも(ビューステート、クッキー、または非表示のフォームフィールドを使用)、サーバーに保存することも(セッション状態またはアプリケーション状態を使用)、または SQL データベース(サーバー上)に保存することもできます。それぞれの方法では、データの量によって、サーバーのパフォーマンスがより大きく影響を受ける場合も、クライアント側により大きな影響が及ぶ場合もあります。
ASP.NETページ、およびWebフォームコントロールでは、自動的に状態管理(ステート管理)できます。ASP.NETでは状態管理(ステート管理)の方法を複数の選択肢の中から選択できます。各選択肢には、それぞれ利点と欠点があり、アプリケーションのパフォーマンスが最適化される方法を選択する必要があります。
以下の各項目では状態管理についての詳細およびそれぞれの利点と欠点を説明します。
これらの各トピックでは、それぞれのオプションのもつ利点と欠点について説明します。 処理するデータの量など、特定の要素に応じてさまざまなデータ管理方法を使い分けることができます。