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セル型による検証

編集可能なセル型のセルに入力を行い、編集が完了した時点で、セル型の設定値により検証が行われ、セルノートにエラーメッセージが表示されます。

例えば、整数型セル通貨型セルで数字以外の文字や、設定した最大値と最小値を超えた値が入力されたとき、マスク型セルで書式に一致しない値が入力されたとき、ErrorMessage プロパティで設定されたエラーメッセージが表示されます。

次の図は、整数型セルで範囲外の値が入力されたときの例です。

通貨型セルの最小値、最大値

また、非編集モードのときにペースト操作により入力が行われたときも、検証が行われ不正な値が貼り付けられようとすると、エラーを通知するダイアログが表示されます。

セル型に設定可能な書式や範囲については、「編集可能なセル型」以下の各セル型の項目を参照してください。

エラーメッセージ

編集完了後にセルノートに表示されるエラーメッセージは、各セル型のErrorMessage プロパティで設定します。

ペースト操作時のエラーダイアログに表示されるメッセージは、FpSpread クラスValidationErrorMessage プロパティを使用して設定します。

次のサンプルコードは、整数型セルの入力範囲とエラーメッセージを設定します。

FarPoint.Web.Spread.IntegerCellType intcell = new FarPoint.Web.Spread.IntegerCellType();
intcell.MinimumValue = 1;
intcell.MaximumValue = 10;
intcell.ErrorMessage = "1から10までの値を指定して下さい;
FpSpread1.ActiveSheetView.Cells[1, 1].CellType = intcell;
Dim intcell As New FarPoint.Web.Spread.IntegerCellType()
intcell.MinimumValue = 1
intcell.MaximumValue = 10
intcell.ErrorMessage = "1から10までの値を指定して下さい
FpSpread1.ActiveSheetView.Cells(1, 1).CellType = intcell        

クライアント側スクリプト

検証が行われると、クライアント側でErrorMessageShown イベントが発生します。このイベントのイベントパラメータのisValidがfalseのとき、検証結果がエラーを返し、セルノートにエラーメッセージを表示します。

そのほか、以下のイベントパラメータを使用することができます。

次のサンプルコードは、エラー発生時にダイアログにより通知する例です。

<script type="text/javascript">
    window.onload = function () {
        var spread = document.all("FpSpread1");
        
        if (spread.addEventListener) {
            spread.addEventListener("ErrorMessageShown", error, false);
        }
        else {
            spread.onErrorMessageShown = error;
        }
    }
    function error(event) {
        if (!event.isValid) {
            alert(event.errorMessage);
        }
    }
</script>
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