PowerTools SPREAD for Windows Forms 10.0J
数式テキストボックスの設定

ユーザーが、数式を入力することができる数式テキストボックス(FormulaTextBox)コントロールを使用できます

これは、SPREADデザイナや[プロパティ]ウィンドウで、開発者に、設計時に提供される数式エディタに似た機能で、テキストボックスの外観をもちます。数式テキストボックスには、演算関数の一覧が表示されます。また、数式で使用するセル範囲を視覚的に選択できる機能を提供します。

数式テキストボックス

数式テキストボックスの設定

数式テキストボックス(FormulaTextBox)コントロールは、Visual Studioのツールボックスに、次の図のアイコンで表示されます。

 

ツールボックスから数式テキストボックスを選択して、フォームにドラッグします。そして、数式テキストボックスを選択し、SPREADに割り当てます。

  • ユーザーに、シートへの数式の入力を許可するには、FpSpreadクラスのAllowUserFormulasプロパティをTrueに設定します。
  • コードで数式テキストボックスを追加するには、FormulaTextBoxクラスを使用します。

数式テキストボックスの使用

数式テキストボックスを使用するには、等号(=)を入力してから、数式名の入力を開始します。入力した文字で始まる関数の一覧が表示されます。次に、左かっこを入力して、マウスのドラッグでセル範囲を選択するか、絶対参照または相対参照を使用してセル値を入力します。次の図では、A1〜B3のセル範囲を選択しています。

条件付き書式の例

サンプルコード

次のサンプルコードは、数式テキストボックスを作成しています。

C#
コードのコピー
FarPoint.Win.Spread.FormulaTextBox editor = new FarPoint.Win.Spread.FormulaTextBox();
editor.Location = new Point(0, 0);
editor.Size = new Size(80, 20);
this.Controls.Add(editor);
editor.Attach(fpSpread1);
// この行は、数式バーをコントロールから切り離します。
// editor.Detach();
Visual Basic
コードのコピー
Dim editor As New FarPoint.Win.Spread.FormulaTextBox
editor.Location = New Point(0, 0)
editor.Size = New Size(80, 20)
Controls.Add(editor)
editor.Attach(FpSpread1)
' この行は、数式バーをコントロールから切り離します。
' editor.Detach()
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