バージョン2.5Jで追加された機能

ここではバージョン2.5Jで追加された機能を記載します。

【全般】

シート上に様々な種類のシェイプオブジェクトを配置できます。詳細については「シェイプ」をご覧ください。
行のフィルタリング機能。
指定した条件によるセルの条件付フォーマット設定機能。
フォーカスインジケータのカスタマイズ。アクティブセルに表示されるフォーカス枠を自由にカスタマイズすることができます。詳細については「フォーカスインジケータ」をご覧ください。また、ノートインジケータの色はCellクラスのNoteIndicatorColorプロパティによって変更できます。
セルのビジュアルスタイル表示。
セルノートに新たに編集可能スタイルが追加されました。
シート上における末尾列および末尾行の固定表示。また、ChildViewCreatedイベントでの実装により、階層表示時における子階層シート上での固定行／列表示もサポートされます。
複数シート表示時におけるシートタブストリップの配置変更、およびシート単位での表示／非表示が可能です。
ソートインジケータや行フィルタリングインジケータ、および階層表示時の展開マークに独自のアイコンを設定できます。「ユーザーインタフェースイメージ」をご覧ください。
追加されたScrollTipFetchイベントの利用により、水平または垂直スクロール時のスクロールチップ文字列をカスタマイズできます。
行列のドラッグ移動。「行と列の移動」をご覧ください。
列ヘッダ境界線のダブルクリックによる列幅自動調整機能。「ユーザー操作によるリサイズ」をご覧ください。
検索対象がセルノート、セルタグ、およびヘッダセル文字列にまで拡大されました。「検索」をご覧ください。
Actionクラスを継承した独自のアクションマップを作成できます。「入力マップとアクションマップ」をご覧ください。
セル（行、列）単位でのフォーカス受け取り可否を設定できるCanFocusプロパティが追加されました。
FpSpreadクラスのGetCellRectangle メソッド呼び出しにより、指定した行列インデックスの短形オブジェクトを取得できます。
セル（行、列）を特定する際にタグ名を指定することができるようになりました。そのため、Cells("A1")のような参照方法が有効となります。
A1（アルファベット、行番号）形式のセル参照をCellRangeオブジェクトに変換するTryParseメソッドが追加されました。
テキストレンダリング専用のアセンブリを追加しました。このアセンブリの利用により、.NET Framework 2.0にて追加されたTextRendererクラス（System.Window.Forms名前空間）の機能を用いた文字列描画が自動的に行われます。詳細については「GDI によるテキストのレンダリング」をご覧ください。
ClickOnceによるアプリケーションの配布もサポートします。詳細については「ClickOnce による配布」をご覧ください。

【セル型】

リッチテキスト型セル、正規表現型セル、イメージ型セルが追加されました。
コンボボックス型セルにItemDataプロパティおよびImageListプロパティが追加されました。（ItemDataプロパティはマルチオプション型セルにも追加されています。）また、許可する文字セットを設定できる CharacterSet プロパティや、大文字小文字を設定するCharacterCasing プロパティも追加されています。
数値型セル、通貨型セル、およびパーセント型セルにポップアップ電卓機能が追加されました。詳細については「ポップアップ電卓」をご覧ください。
日付型セルにEditorValueプロパティが追加されました。データモデルに書き込む値の種類を指定することができます。
SetCalendarFormatメソッド呼び出しにより、日付型セルにおけるポップアップカレンダーのヘッダの書式を自由に変更できます。
プログレス型セルのスタイルが変更できます。（ProgressCellTypeクラスのStyleプロパティやTextプロパティなど）
マスク型セルにカスタム文字列を設定可能なCustomMaskCharactersプロパティが追加されました。

【印刷】

印刷プレビュー画面のカスタマイズ（表示サイズ、倍率など）が可能となりました。FpSpreadクラスのSetPrintPreview メソッド呼び出しを行うことにより、カスタマイズした印刷プレビューダイアログコントロール（System.Windows.Forms.PrintPreviewDialog）を設定／表示させることができます。詳細については「プレビュー表示」をご覧ください。
透かし（ウォーターマーク）の印刷。「ウォーターマークの印刷」をご覧ください。
セルノートやシェイプオブジェクトの印刷。詳細については「セルノートを含む印刷」および「シェイプを含む印刷」をご覧ください。
ヘッダ／フッタ用制御文字に「日付」「イメージ」「色」などが追加されました。「印刷ページのヘッダとフッタ」をご覧ください。
用紙サイズ（PrintInfoクラスのPaperSizeプロパティ）や給紙トレイ（同クラスのPaperSourceプロパティ）の設定が可能です。
シートのセンタリング出力。（PrintInfoクラスのCenteringプロパティを設定）

【数式】

SUBTOTAL、SUMIF、VLOOKUP、HLOOKUPなどをはじめとする101種類の組み込み関数が追加され、製品全体で300種類以上の組込み関数をサポートします。追加された関数一覧はこちらをご覧ください。
関数が受け取る引数の上限が255個に引き上げられました。
異なるシート間でのセルを参照できます。詳細は「関数リファレンス」の「数式内のシート参照」をご覧ください。

【インポート、エクスポート】

Excel インポート、エクスポートでStreamオブジェクトを指定可能。詳細は「Excelファイルへの保存」および「Excelファイルの読み込み」をご覧ください。

【デザイナ】

スタンドアロンでのデザイナが提供されています。
フォーカスインジケータエディタが追加されました。
［ジャンプ］ダイアログが追加されました。