SPREAD COM には、.NET Framework 仕様に変換できず、SPREAD for Windows Forms 製品にも含まれない機能が数多く存在します。このトピックでは、こうしたいくつかの機能について説明します。ただしここでは、SPREADの各バージョンの違いを詳細に分析するわけではなく、.NET Framework のすべての新機能について説明するわけでもありません。.NET Framework の詳細については、Microsoft 社のドキュメントを参照してください。
- SPREAD COM での数式エラー コードの処理方法は、SPREAD for Windows Forms とは異なります。SPREAD COM では、数式の評価結果がエラー コードとなると、セルには何も表示されません。
- SPREAD COM の DataFillEvent、DAutoFill、DAutoSave、および DInformActiveRowChange は、.NET では処理方法が異なります。
- .NET には、NoBorder および NoBeep の同等機能が存在しません。
- SPREAD COM の VirtualCurRowCount、VirtualCurTop、VirtualMaxRows、VirtualMode、VirtualOverlap、VirtualRows、および VirtualScrollBuffer の同等機能が存在しません。
- SPREAD COM コントロールでは、カスタム関数は CustomFunction イベント内で評価されます。 SPREAD for Windows Forms では、カスタム関数は CalcEngine アセンブリ内の各クラスの Evaluate メソッド内部で評価されます。
- ColWidthToTwips、RowHeightToTwips、TwipsToColWidth、および TwipsToRowHeight は、計測単位に twips を使用する各メソッドと同様、.NET での処理方法が異なります。 サイズに関しては、.NET 製品ではピクセル単位が使用されます。
- LoadPictureBuffer、SavePicture、SavePictureBuffer、および LoadResPicture など、グラフィックを使用する各メソッドは、.NET でのグラフィック処理方法が異なります。
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