GrapeCity SPREAD for Windows Forms 11.0J 移行ガイド
ActiveX版SPREADからの移行

SPREAD for Windows Formsは .NET Frameworkの共通言語ランタイム(CLR)の管理下で実行されるマネージドコードで作られているため、COMをベースとしたActiveX製品(SPREAD 2.5J/3.0J/6.0J/7.0J)との間に互換性はなく移行ツールは用意しておりません。

ActiveX製品の機能を利用して開発したVBアプリケーションを .NETに移行する場合は、新規の.NETアプリケーションとして開発し直す必要があります。

但し、ActiveX製品で提供されたプロパティやメソッド名のほとんどは.NET製品でも同名または類似した機能名で提供されているため、移行する機能を比較的簡単に見つけることができます。また、製品の概念(シート、行、列、セル)に大きな違いはありません。

以下のトピックではSPREAD for Windows FormsとActiveX製品の違いについて、いくつかのポイントやActiveX製品との比較を紹介します。SPREAD for Windows Formsへの移行のご参考にしていただければ幸いです。

ここでは、SPREADの最新バージョンを一般的にSPREAD for Windows Formsと表記し、COMバージョン(SPREAD COMと表記)と区別しています。

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