SPREAD for Windows Forms 11.0J 移行ガイド > ActiveX版SPREADからの移行 > ActiveX版との比較 > 相違点 > 製品における相違点 |
ここでは、それぞれの動作と操作について、SPREAD COMとSPREAD for Windows Formsとの全般的な相違点について説明します。
SPREAD for Windows Formsの該当機能については、「開発者ガイド」を参照してください。
SPREAD COMでは、行と列のインデックスは1から始まり、開始インデックスは1となります。 SPREAD for Windows Formsでは、行と列のインデックスは0から始まり、開始インデックスは0となります。SPREAD COMでは、インデックスが0の列はヘッダ列を、インデックスが0の行はヘッダ行を表します。 SPREAD for Windows Formsでは、インデックスが0の列は最初のデータ列、インデックスが0の行は最初のデータ行です。 データ領域は、ヘッダ、およびシートコーナーとは異なる個別のオブジェクトです。
SPREAD COMでは、セルプロパティの対象はRow、Col、Row2、Col2、およびBlockModeプロパティを使用して指定します。 SPREAD for Windows Formsでは、Cellsプロパティを使用して指定します。
SPREAD COMでは、CellTypeEditおよびCellTypeTextは個別のメンバです。 SPREAD for Windows Formsでは、1つのTextCellTypeを使用します。 SPREAD COMでは、セル型プロパティの割り当てにはCellTypeおよびTypeXxxプロパティを使用します。 SPREAD for Windows Formsでは、セル型を割り当てるためにはまずCellTypeオブジェクトをセットアップして、このオブジェクトをCellTypeプロパティに割り当てます。
セル型の変換の詳細については、「セル型のインポート」を参照してください。
SPREAD COMはデフォルトの参照スタイルをサポートしますが、SPREAD for Windows Formsにはこのようなスタイルは存在しません。 SPREAD COMでは、デフォルト、「A1」、および「R1C1」の3つの参照スタイルがサポートされます。 SPREAD for Windows Formsでサポートされるのは、「A1」および「R1C1」の2つだけです。 デフォルトスタイルは、旧SPREAD製品独自のスタイルであり、「#」記号によって同一の行または同一の列を表します。 「A1」スタイルはMicrosoft Excelのスタイルであり、「$」記号によって絶対参照を表します。同じく、「R1C1」スタイルもMicrosoft Excelのスタイルであり、[ ]記号によって相対参照を表します。