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OverflowPlaceHolder(ページレポート)
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ページレポートのOverflowPlaceHolderコントロールは、List、BandedList、TablixやTableデータ領域といった、定義したサイズに収まりきらない(オーバーフローする)データを表示するためのプレースホルダーです。OverflowPlaceHolderコントロール自体のSizeプロパティはリンク先のデータ領域のFixedSizeプロパティから取得されます。

また、データ領域をOverflowPlaceHolderコントロールにリンクし、そのOverflowPlaceHolderコントロールを他のOverflowPlaceHolderコントロールにリンクすることもできます。次のようなレイアウトを作成することができます。

オーバーフローデータのOverflowPlaceHolderへの連結

データ領域のオーバーフローデータをOverflowPlaceHolderコントロールに連結するか、OverflowPlaceHolderコントロールから他のOverflowPlaceHolderコントロールにオーバーフローデータの連結を行うことができます。

以下の手順では、ページレポートのテンプレートにデータソースが接続され、データセットが追加されていることを前提としています。詳細については、 ,データソースとの接続」と「データセットの追加」を参照してください。

データ領域をOverflowPlaceHolderコントロールにリンクする

データ領域のデータが、定義したサイズを超えてオーバーフローする場合には、データ領域にOverflowPlaceHolderコントロールへのリンクを作成してデータのフローを有効にします。

  1. レポートのページ1で、Visual Studioのツールボックスから任意のデータ領域をドラッグしてデザイナ面上に配置します。例えば、Listデータ領域を配置して、そのFixedSizeプロパティを指定します。
  2. データが指定したサイズを超えている場合、レポートのページ2で、Visual StudioのツールボックスからOverflowPlaceHolder(デフォルトでは、OverflowPlaceHolder1)コントロールをデザイナ面上に配置します。
  3. ページ1に移動し、デザイナ面上で上記のコントロールを選択して、OverflowNameでリンクするOverflowPlaceHolderを選択します。

    次の画像は、Listデータ領域(List1)の[プロパティ]ウィンドウで、OverflowNameプロパティを「OverflowPlaceHolder1」に設定しています。



    ヒント: OverflowPlaceHolderコントロールは、レイアウトの用件に応じて、データ領域と同じページにも、別のページタブにも配置することができます。

OverflowPlaceHolderコントロールを他のOverflowPlaceHolderコントロールにリンクする

OverflowPlaceHolderコントロールと別のOverflowPlaceHolderコントロールにリンクさせることで、オーバーフローデータを複数のOverflowPlaceHolderコントロールに表示することができます。

  1. Visual Studioツールボックスからもう1つのOverflowPlaceHolderコントロール(OverflowPlaceHolder2)をデザイナ面上にドラッグ&ドロップします。
  2. デザイナで、データのオーバーフローがあるOverflowPlaceHolder1を選択して、OverflowName でリンクするOverflowPlaceHolderを選択します。

    次の画像は、OverflowPlaceHolder1の[プロパティ]ウィンドウで、OverflowNameプロパティを「OverflowPlaceHolder2」に設定しています。


注意: レポート内に複数のOverflowPlaceHolderコントロールがある場合には、それぞれのOverflowPlaceHolderコントロールを、データ領域やOverflowPlaceHolderコントロールにリンクしてください。
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