GrapeCity ActiveReports for .NET 14.0J
複数のページでデータのオーバーフロー(ページレポートのみ)
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ページレポートでは、複数のページタブを使用してレポートを設計することにより、単一のレポートで異なるレイアウトを作成することができます。このチュートリアルでは、単一のレポートで2つのレイアウトを作成し、OverflowPlaceHolder(ページレポート)コントロールを使用して、最初のレイアウトから次のレイアウトにデータを流す方法を紹介します。

このトピックでは、以下のタスクを行います。

メモ: このチュートリアルでは、Reelsデータベース(Reels.mdb)のCustomerOrdersテーブルを使用しています。Reelsデータベース(..\ActiveReportsNET14\Samples\Data\Reels.mdb)へのアクセス権限が必要です。

チュートリアルを完了すると、次のようなレポートが作成されます。

デザイン時のレイアウト

ページ1 ページ2

実行時のレイアウト

ページ1 ページ2

Visual StudioプロジェクトにActiveReportsを追加する

  1. Visual Studioで新規プロジェクトを開きます。
  2. [プロジェクト]メニューから[新しい項目の追加]を選択します。
  3. [新しい項目の追加]ダイアログで[ActiveReports 14.0Jページレポート]を選択し、ファイル名を「rptMultipleLayout」に変更します。
  4. [追加]ボタンをクリックします。

詳細については、「クイックスタート」を参照してください。

レポートをデータソースに接続する

  1. レポートエクスプローラ]で[データソース]ノードを右クリックして[データソースの追加]のオプションを選択するか、[追加](+)ボタンから[データソース]を選択します。
  2. [レポートデータソース]ダイアログ[全般]ページを選択し、名前を「CustomerData」に変更します。
  3. このチュートリアルでは、Reelsデータベースに接続します。詳細については、「データソースとの接続」を参照してください。

データセットを追加する

  1. [レポートエクスプローラ][データソース]ノードを右クリックし、[データセットの追加]を選択するか、[追加](+)ボタンから[データセット]を選択します。
  2. [データセット]ダイアログ[全般]ページを選択し、[名前]フィールドに「OrdersList」と入力します。この名前が[レポートエクスプローラ]で、追加したデータソースの子ノードとして表示されます。
  3. [データセット]ダイアログの[クエリ]ページで、[クエリ]フィールドに次のSQLクエリを入力します。
    SQLクエリ
    コードのコピー
    Select * from customerorders
    
  4. クエリを検証するには、クエリボックスの横にある[データセットの検証]アイコンをクリックします。

  5. [OK]をクリックしてダイアログを閉じます。データセットとクエリフィールドは、レポートエクスプローラのノードとして表示されます。

最初のページのレイアウトを作成する

  1. デザイン面をクリックし、[プロパティ]ウィンドウFixedLayoutプロパティの横にある<...>をクリックしてページを選択します。[ページ]ダイアログの[グループ化]ページへ移動し、次の式を設定します。
    =Fields!SalesID.Value
    詳細については、「ページでのグループ化(ページレポートのみ) 」を参照してください。
  2. [レポートエクスプローラ][埋め込み画像]ノードを右クリックし、[埋め込み画像の追加]を選択するか、[追加](+)ボタンから[埋め込み画像]を選択します。表示される[開く]ダイアログには、レポートに埋め込むことのできる画像ファイルが一覧表示されます。
  3. [レポートエクスプローラ]でノードに表示される埋め込み画像をページ1のデザイナ面上にドラッグ&ドロップし、[プロパティ]ウィンドウにあるLocationプロパティを「0in, 0in」に設定します。
  4. Visual Studioのツールボックスにある[ActiveReports 14ページ]タブからページ1のデザイナ面上に次のコントロールを配置し、[プロパティ]ウィンドウで次のプロパティを設定します。

    コントロール

    コントロール プロパティの値
    Textbox Color:DarkSlateBlue
    Font:Normal, MS ゴシック, 11pt, Bold
    Location:0in, 1in
    Size:2in, 0.25in
    TextAlign:Center
    Value:〒981-3205 宮城県仙台市
    Textbox Color:DarkSlateBlue
    Font:Normal, MS ゴシック, 11pt, Bold
    Location:0in, 1.25in
    Size:2in, 0.25in
    TextAlign:Center
    Value:泉区紫山3-1-4 27344
    Textbox Font:Normal, MS ゴシック, 10pt, SemiBold
    Location:0in, 2in
    Size:1in, 0.25in
    TextAlign:Right
    Value:発売日:
    Textbox Font:Normal, MS ゴシック, 10pt, SemiBold
    Location:0in, 2.25in
    Size:1in, 0.25in
    TextAlign:Right
    Value:発売ID :
    Textbox Font:Normal, MS ゴシック, 10pt, SemiBold
    Location:3in, 2in
    Size:1.5in, 0.25in
    TextAlign:Right
    Value:顧客名:
    Textbox Font:Normal, MS ゴシック, 10pt, SemiBold
    Location:3in, 2.25in
    Size:1.5in, 0.25in
    TextAlign:Right
    Value:住所:
    Textbox Font:Normal, MS ゴシック, 10pt, SemiBold
    Location:3in, 2.50in
    Size:1.5in, 0.25in
    TextAlign:Right
    Value:都市:
    Textbox Font:Normal, MS ゴシック, 10pt, SemiBold
    Location:3in, 2.75in
    Size:1.5in, 0.25in
    TextAlign:Right
    Value:国:
    Textbox Font:Normal, MS ゴシック, 10pt, SemiBold
    Location:0in, 4in
    Size:1.5in, 0.25in
    TextAlign:Right
    Value:口座番号:
    Table BorderStyle:Solid
    FixedSize:6.5in, 2in
    Location:0in, 5in
    OverflowName:OverflowPlaceHolder1
    注意: OverflowPlaceHolder1コントロールをデザイン面上に配置した後に、このプロパティを設定する必要があります。
    RepeatHeaderOnNewPage:True
    Size:6.5in, 0.75in
  5. [レポートエクスプローラ]からページ1のデザイン面上に次のフィールドを配置し、[プロパティ]ウインドウから次のプロパティを設定します。

    フィールド

    フィールド プロパティの値
    SaleDate Format:D
    Location:1in, 2in
    Size:2in, 0.25in
    TextAlign:Left
    SalesID Location:1in, 2.25in
    Size:2in, 0.25in
    TextAlign:Left
    FirstName Location:4.5in, 2in
    Size:2in, 0.25in
    TextAlign:Left
    Address1 Location:4.5in, 2.25in
    Size:2in, 0.25in
    TextAlign:Left
    City Location:4.5in, 2.5in
    Size:2in, 0.25in
    TextAlign:Left
    Country Location:4.5in, 2.75in
    Size:2in, 0.25in
    TextAlign:Left
    AccountNumber Location:1.5in, 4in
    Size:2in, 0.25in
    TextAlign:Left
  6. Tableデータ領域で、マウスをテーブルの詳細行のセル上に移動し、 フィールド選択装飾をクリックして次のフィールドをテーブルの詳細行のセルに追加します。
    セル フィールド プロパティの値
    Title BorderStyle:Solid
    TextAlign:Center
    中央 Quantity BorderStyle:Solid
    TextAlign:Center
    Price BorderStyle:Solid
    Format: c
    TextAlign:Center

    詳細行に式が自動的に追加され、ヘッダ行に静的なラベルが表示されます。

  7. Tableのヘッダ行を選択し、[プロパティ]ウィンドウから以下のプロパティを設定します。
    プロパティ名 プロパティの値
    BackgroundColor Silver
    Font Normal, MS ゴシック, 11pt, Bold
    RepeatOnNewPage True
    TextAlign Center
  8. [プロパティ]ウィンドウから、Tableのフッタ行にある以下のセルのプロパティを設定します。
    セル プロパティの値
    中央 Font:Normal, MS ゴシック, 10pt, Bold
    TextAlign:Right
    Value:合計:
    Font:Normal, MS ゴシック, 10pt, Bold
    Format: c
    TextAlign:Center
    Value:=Sum(Fields!Price.Value)
  9. [レポートエクスプローラ]で、[共通フィールド]ノードを展開し、ページ1のデザイナ面上に[ページ番号/総ページ(セクション)フィールドをドラッグ&ドロップして、[プロパティ]ウィンドウからLocationプロパティを「0in, 8in」に設定します。

次ページのレイアウトを作成する

  1. ページ形式のレイアウトに新しいページを追加するには、[新規]タブをクリックします。このページは、デフォルトで、ページ 2]と名付けられます。
  2. Visual Studioのツールボックスにある[ActiveReports 14 ページ]タブからページ2のデザイナ面上に次のコントロールを位置し、[プロパティ]ウィンドウで次のプロパティを設定します。

    コントロール

    コントロール プロパティの値
    Textbox Font:Normal, MS ゴシック, 12pt, Bold
    Location:0in, 1in
    Size:2.625in, 0.25in
    TextAlign:Right
    Value:口座情報:
    Textbox Font:Normal, MS ゴシック, 12pt, Bold
    Location:2.625in, 1in
    Size:3.25in, 0.25in
    Value:=Fields!FirstName.Value + ", " + Fields!AccountNumber.Value
    OverflowPlaceHolder Location:0in, 2in
    Size: 6.5in, 2in
    Textbox Location:1.75in, 5in
    Size:3in, 0.25in
    TextAlign:Center
    Value:今回のご注文、誠にありがとうございました!
  3. [レポートエクスプローラ]で[共通フィールド]ノードを展開し、ページ2のデザイナ面上に[ページ番号/総ページ(セクション)フィールドをドラッグ&ドロップして、[プロパティ]ウィンドからLocationプロパティを「0in, 8in」に設定します。

レポートを表示する

または、

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