ActiveReports for .NET 18.0J
レンジ横棒チャートの作成
ActiveReportsユーザーガイド > 概念 > ページレポート/RDLレポートの概念 > ページレポート/RDLレポートのレポートコントロール > Chart > プロット > レンジチャート > レンジ横棒チャートの作成

以下のトピックでは、レンジ横棒チャートを作成する方法を紹介します。最終的なチャートは次のようになります。

Range Bar Chart

新しいレポートを作成する

デザイナアプリにて、[ファイル]メニューをクリックし、 [RDLレポート] を選択して、新しいレポートを作成します。

レポートをデータ連結しデータセットを追加する

[データソースウィザードを開く]オプションをオンにすると、新しいレポートを作成するときに[レポートデータソース]ダイアログが表示されます。このダイアログは、レポートエクスプローラで[データソース]ノードを右クリックして、[データソースの追加]のオプションを選択する時も表示されます。

データソースを追加する

  1. [レポートデータソース]ダイアログで[全般]ページを選択し、名前を「NwindDataSource」に変更します。
  2. 種類を「Csv Provider」に設定します。
    詳細については、「CSV Provider」を参照してください。
  3. [接続文字列]タブで、[接続文字列]の横にある[作成]ボタンをクリックして、[CSVデータソースの設定]ウィザードを開きます。
  4. [パス]フィールドで、[開く]ボタンをクリックして、weatherdata.csvファイルを選択します。  
  5. [プレビューから取得]ボタンをクリックして、[列]領域に列名とそれに対応するデータ型を入力します。
    名前 データ型
    DATE DateTime
    CITY String
    AVG MIN TEMP Float
    AVG MAX TEMP Float
    RAINFALL Min Float
    RAINFALL Max Float
    SUNRISE DateTime
    SUNSET DateTime
  6. [OK]をクリックして、次のような生成された接続文字列を表示します。
    接続文字列
    コードのコピー
    Path=C:\\weatherdata.csv;Locale=ja-JP;TextQualifier=";ColumnsSeparator=,;RowsSeparator=\r\n;Columns=DATE(DateTime),CITY,AVG MIN TEMP(Float),AVG MAX TEMP(Float),RAINFALL Min(Float),RAINFALL Max(Float),SUNRISE(DateTime),SUNSET(DateTime);HasHeaders=True
    
  7. [OK]ボタンをクリックして変更を保存し、ウィザードを閉じます。

レポートにパラメータを追加する

CityParameter

  1. [レポートエクスプローラ]で、[パラメータ]ノードを右クリックし、[パラメータの追加]を選択して[レポート - パラメータ]ダイアログを開きます。
  2. 表示されるダイアログボックスで、[全般]タブに移動し、パラメータの名前を「CityParameter」に設定します。
  3. データタイプが「String」に設定されていることを確認します。
  4. [使用できる値]タブでは、[値を直接入力]を選択し、次のように設定します。
    • 見出しマップラベル:メルボルン空港
    • :MelbourneAirport
    • 並べ替え > 条件:Value
    • 並べ替え > 方向:Ascending
  5. [既定値]タブで、[値を直接入力]を選択し、「MelbourneAirport」を追加します。

YearParameter

  1. 別のパラメータを追加し、[全般]タブでパラメータの名前を「YearParameter」に設定します。
  2. データタイプが「Integer」に設定されていることを確認します。
  3. [使用できる値]タブでは、[値を直接入力]を選択し、次のように設定します。
    • 見出しマップラベル:2015
    • :2015
    • 並べ替え > 条件:Value
    • 並べ替え > 方向:Ascending
  4. [既定値]タブで、[値を直接入力]を選択し、「2015」を追加します。
  5. [OK]をクリックしてダイアログを閉じます。

データセットにフィルタを追加する

  1. Weatherdataデータセットを右クリックし、[編集]を選択します。
  2. [フィルタ]ページに移動し、次の2つのフィルタを追加します。
    番号 演算子
    1 =Fields!CITY.Value Equal =Parameters!CityParameter.Value
    2 =Year(Fields!DATE.Value) Equal =Parameters!YearParameter.Value
  3. [OK]をクリックして変更を保存します。

チャートを作成する

チャートウィザードを使用して、チャートのデータ値を構成し、チャートをカスタマイズします。レポートがデータセットに接続している場合、チャートウィザードは自動的に表示されます。詳細については、「チャートウィザード」を参照してください。

  1. Chartコントロールをレポートのデザイン面にドラッグ&ドロップします。チャートウィザードが表示され、データセットとチャートの種類を選択できます。
  2. データセット名を「weatherdata」に設定し、[種類の設定]を「レンジ横棒」に設定します。
  3. [次へ]をクリックします。ここでは、レンジ横棒チャートの設定を指定します。
  4. [データ]では、新しいデータ値を追加し、開始フィールドと終了フィールドを定義します。
    開始フィールド 終了フィールド
    =Fields!SUNRISE.Value =Fields!SUNSET.Value
  5. [カテゴリ]では、フィールドを「=MonthName(Month([DATE]))」に設定します。
  6. [次へ]をクリックして、グラフをプレビューします。
     Range Bar Chart Dialog Box
    プレビュー画面では、チャートのパレットを変更したり、その他のカスタマイズを行うこともできます。または、以下で説明するように、ウィザードを終了してこれらのスマートパネルにアクセスできます。

カスタマイズを設定する

グラフがデータ値で構成されたので、スマートパネルを使用して、グラフ要素をカスタマイズします。

プロット

  1. プロットの詳細設定用のスマートパネルを開くには、レポートエクスプローラで[プロット-Plot1]を右クリックし、[プロパティ設定ダイアログ]を選択します。
  2. [カテゴリ]ページに移動し、[並べ替え] > [対象フィールド]を「=Fields!DATE.Value」に、[方向]を「Ascending」に設定します。
  3. [OK]をクリックして、プロットの設定を完了します。

Y軸

  1. Y軸の詳細設定用のスマートパネルを開くには、レポートエクスプローラで[Y軸 - [Plot1]]を右クリックし、[プロパティ設定ダイアログ]を選択します。
  2. [タイトル]ページに移動し、タイトルを「日の出・日の入り時刻」に設定し、フォント > を「DimGray」に設定します。
  3. [ラベル]ページに移動し、[全般]タブを選択し、[書式]を「HH:MM」に設定します。
  4. [外観]タブに移動し、次のプロパティを設定します。
    • フォント > サイズ:9pt
    • フォント > 色:DimGray
  5. [主グリッド線]ページに移動し、次のプロパティを設定します。
    • 間隔:100000
    • グリッド線 > グリッド線を表示する:オンにします。
    • グリッド線 > 色:#cccccc
    • グリッド線 > 幅:0.25pt
    • グリッド線 > スタイル:Dashed
  6. [OK]をクリックして、Y軸の設定を完了します。

X軸

  1. X軸の詳細設定用のスマートパネルを開くには、レポートエクスプローラで[X軸 - [Plot1]]を右クリックし、[プロパティ設定ダイアログ]を選択します。
  2. [タイトル]ページに移動し、タイトルを「月」に設定し、フォント > 色を「DimGray」に設定します。
  3. [ラベル]ページに移動し、[外観]タブを選択して、フォント > 色を「DimGray」に設定します。
  4. [OK]をクリックして、X軸の設定を完了します。

チャートパレット

  1. グラフの詳細設定用のスマートパネルを開くには、レポートエクスプローラで[Chart1]を右クリックし、[プロパティ設定ダイアログ]を選択します。
  2. [パレット]ページで、ドロップダウンから「Aspect」を選択します。
  3. [OK]をクリックして、カスタムパレットの設定を完了します。

ヘッダ

  1. グラフヘッダのスマートパネルを開くには、レポートエクスプローラで[ヘッダ]を右クリックし、[プロパティ設定ダイアログ]を選択します。
  2. [全般]ページに移動し、[タイトル]を次のように設定します。
    コードのコピー
    =Parameters!YearParameter.Value & "年の平均日照時間 "
    
  3. [フォント]ページに移動し、次のプロパティを設定します。
    • サイズ:24pt
    • :#3da7a8
  4. [OK]をクリックして、グラフヘッダの設定を完了します。
    必要に応じて、グラフのサイズを変更することができます。

    Range Column Chart at Design Time
  5. チャートの構成とカスタマイズが完了したら、レポートをプレビューします。