レンダリングオブジェクトが作成されても、そのレンダリングオブジェクトに最初からデータ連結は作成されません。データ連結は、ユーザーコードで DataBinding プロパティが参照されたときに作成されます。たとえば、次のように記述します。
Visual Basic コードの書き方
Visual Basic |
コードのコピー
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Dim rt As RenderText = New RenderText ' ... If Not (rt.DataBinding Is Nothing) Then MessageBox.Show("Data binding defined.") End If |
C# コードの書き方
C# |
コードのコピー
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RenderText rt = new RenderText(); // ... if (rt.DataBinding != null) { MessageBox.Show("Data binding defined."); } |
上のコードの条件は、常に True に評価されます。したがって、特定のレンダリングオブジェクトにデータ連結が存在するかどうかを確認するだけであれば、代わりに DataBindingDefined プロパティを使用します。
Visual Basic コードの書き方
Visual Basic |
コードのコピー
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Dim rt As RenderText = New RenderText ' ... If rt.DataBindingDefined Then MessageBox.Show("Data binding defined.") End If |
C# コードの書き方
C# |
コードのコピー
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RenderText rt = new RenderText(); // ... if (rt.DataBindingDefined) { MessageBox.Show("Data binding defined."); } |
メモ:これは、Windows Forms コントロールクラスの Handle プロパティと IsHandleCreated プロパティに似ています。
ドキュメント生成時に、RenderObjectsList コレクションが形成されます。その結果として、次の3つの状況が考えられます。