FlexChart では、チャートやチャート要素の外観を個別にカスタマイズできるさまざまなオプションが提供されているため、作成しているアプリケーションの要件や外観に応じてチャートを生成できます。ここでは、FlexChart で使用できる外観関連のすべてのオプションについて説明します。
FlexChart には 16 の定義済みカラーパレットが用意されているため、1 行のコードを書くだけで目的の外観を持つチャートを生成できます。これらのパレットは、C1.Chart 名前空間の Palette 列挙に含まれる値を受け取る Palette プロパティを使用して、FlexChart に適用できます。デフォルトでは、このプロパティは Standard に設定されます。既存のカラーパレットを使用してカスタムパレットを作成することもできます。
Cerulan |
Cocoa |
Coral |
Cyborg |
Dark |
Darkly |
Flatly |
HighContrast |
Light |
Midnight |
Modern |
Organic |
Slate |
Standard |
Superhero |
Zen |
カラーパレットのほかに、FlexChart では、チャートタイトル、軸タイトル、軸、データラベル、凡例、プロット領域のスタイルを設定することもできます。特定の要素のスタイル設定については、該当するトピックのスタイル設定のセクションを参照してください。
チャートタイトルのスタイル設定 | 軸タイトルのスタイル設定 | 系列のステイル設定 | 軸のスタイル設定 |
データラベルのスタイル設定 | 凡例のスタイル設定 | プロット領域のスタイル設定 | 注釈のスタイル設定 |
FlexChart では、パレットオプションがさらに追加されました。追加されたパレットは、ColorBrewer 2 を下敷きにして作成されており、次のカテゴリにグループ化されています。
拡張パレット機能は、C1.Win.Chart.Palettes 名前空間によって提供されています。これらのパレットを FlexChart に適用するには、CustomPalette プロパティを使用します。パレットのカテゴリごとにブラシ辞書も公開されており、これを列挙したり、データソースとして使用することができます。
C# |
コードのコピー
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---|---|
chart.Palette = Palette.Custom;
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拡張パレットのそれぞれのカテゴリは、以下に示すようなシナリオで使用すると便利です。
パレットタイプ | 使用例 |
定性パレット (Qualitative クラスによって表される) |
名目データやカテゴリデータを表示したい場合。 |
マルチ (Diverging クラスによって表される) |
中間の重要な値と両端の極端な値を等しく強調したい場合。中間の値には明るい色、極端に低い値と高い値には暗い色が使用されます。 |
連続単一色相/連続マルチ色相 (SequentialSingle または SequentialMulti クラスによって表される) |
低い値から高い値へと順序付けられたデータを表示したい場合。低いデータ値には明るい色、高いデータ値には暗い色が使用されます。 |