FlexGrid では、ブール値を表すためにチェックボックスエディタがデフォルトで使用されます。つまり、Row オブジェクトまたは Column オブジェクトの DataType プロパティがブール型に設定されていると、セルにチェックボックスが表示されます。ユーザーは、このチェックボックスをクリックするだけで編集可能セルの値を切り替えることができます。
このデフォルトの動作を無効にして、ブール型のチェックボックスの代わりにテキスト値を表示するには、Row オブジェクトまたは Column オブジェクトの Format プロパティを文字列値に設定します。
デフォルトのチェックボックス | テキストとチェックボックス | 非ブール値のチェックボックス | 3 つの状態を表すチェックボックス |
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WinForms FlexGrid の列にチェックボックスタイプエディタを設定し、それをさらに設定するには、次のコードを使用します。
非連結モードでは、チェックボックスと共に、非ブール型のテキストも表示できます。 任意の種類のセルにチェックボックスを追加するには、SetCellCheck メソッドを使用します。このメソッドは、行と列のインデックスのほかに、レンダリング時にチェックボックスの状態を指定する CheckEnum 列挙の値をパラメータの 1 つとして受け取ります。
次のコードは、非ブール値にチェックボックスを表示する方法を示しています。
セル内のチェックボックスの位置を設定するには、Row オブジェクトまたは Column オブジェクトの ImageAlign プロパティを使用する必要があります。このプロパティは、ImageAlignEnum 列挙に含まれる値を受け取ります。これを使用して、画像を非表示にする、タイル表示する、引き伸ばす、画像の位置を設定するなどの操作が可能です。
チェックボックスを WinForms FlexGrid の列の中央に配置して表示するには、次のコードを使用します。
さまざまな状態のチェックボックスのアイコン画像を変更するには、Glyphs プロパティからアクセスできる GlyphEnum を使用します。グリフ変更の詳細については、カスタムグリフ を参照してください。
WinForms FlexGrid のさまざまなチェックボックスの状態に使用する画像を変更するには、次のコードを使用します。
2 つの状態を表す通常のチェックボックスに加えて、FlexGrid では 3 つの状態を表すチェックボックスも作成できます。3 つの状態を有効にする最も簡単な方法は、CheckEnum を使用することです。 ブール値チェックボックスでは、 CheckEnum.Checked と CheckEnum.Unchecked の状態が切り替えられるのに対して、3 つの状態を表すチェックボックスの状態は CheckEnum.TSChecked、CheckEnum.TSUnchecked、および CheckEnum.TSGrayed で表されます。 ただし、この場合は、一度チェックボックスの状態をオン/オフに切り替えると、デフォルトでは null に戻すことができません。チェックボックスの 3 つの状態を繰り返し切り替えるには、 ValidateEdit イベントを処理する必要があります。
WinForms FlexGrid で 3 つの状態を表すチェックボックスを作成するには、次のコードを使用します。