FlexGrid for WinForms
マスク
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マスクエディタとは、ユーザー入力を取得するために使用され、ユーザーが入力すると同時にその文字列を自動的に検証する、事前定義されたテンプレートです。 マスク文字列には、リテラル文字とテンプレート文字の 2 つの種類があります。リテラル文字は、入力の一部となる文字です。一方、テンプレート文字は、特定のカテゴリ(数字、アルファベットなど)に属する文字のプレースホルダになります。たとえば、次のコードでは、電話番号を格納する最初の列に編集マスク「(999) 999-9999」が割り当てられます。ここで、かっこ「()」やハイフン「-」などの特殊文字はリテラル文字で、数字「9」は任意の数字を表すプレースホルダです。

マスクエディタ

FlexGrid コントロールでは、EditMask プロパティによってマスク付き編集をサポートします。これは、通常のテキストフィールドおよびドロップダウンコンボフィールドで使用できます。同じ列内で複数のマスクを適用するには、BeforEdit イベントをトラップして、EditMask プロパティを適切な値に設定します。

 // 電話番号の編集マスクを設定します
 c1FlexGrid1.Cols[1].EditMask = "(999) 999-9999";
 ' 電話番号の編集マスクを設定します
 c1FlexGrid1.Cols(1).EditMask = "(999) 999-9999"                

また、[入力マスク]ダイアログを使用して、設計時に EditMask プロパティを設定することもできます。このダイアログにアクセスするには、列タスクメニューの[編集マスク]フィールドにある省略符ボタンをクリックします。つまり、この[編集マスク]フィールドは、この時点で選択されている列に固有になります。

マスク入力ダイアログ

EditMask プロパティが空以外の文字列に設定されている場合は、列に DateTime 値が含まれていても、マスクエディタが使用されます。通常、DateTime 型のセルの編集には、組み込み日付エディタが使用されます。

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