アプリケーションを運用環境に配布するにはWebサーバー上に配置する必要があります。 Webサーバーにアプリケーションを配布するには、「
Visual Studio および ASP.NET の Web 配置コンテンツ マップ」を参照してください。
本項では、既にアプリケーションがWebサーバーに配置されていることを前提として説明します。
InputMan for ASP.NETを使って作成したアプリケーションを配布し、アプリケーションを正常に動作させるためには、InputMan for ASP.NETのランタイムファイルをアプリケーションと共に配布する必要があります。
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ランタイムファイルの配布に関する注意
- ランタイムファイルを、Webアプリケーションに組み込んで配布する場合、配布するWebサーバー1台毎にプロセッサーのコア数に応じたコアサーバーライセンスが必要になります。コアサーバーライセンスの詳細は、製品の「ソフトウェア使用許諾契約書」をご確認ください。
- ランタイムファイルは、単独で配布することはできません。本製品を用いて開発したアプリケーションとともに配布することのみ許諾されています。
- 本製品に含まれているファイルのうち下記以外のファイルは配布できません。
- アプリケーションの運用環境には、製品自体をインストールする必要はありません。
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InputMan for ASP.NETのランタイムファイルは、 [%インストール フォルダ%]\Bin\フォルダにインストールされる次のファイルです。
ファイル名 |
説明 |
GrapeCity.Web.Input.v100.dll |
本体アセンブリ |
ja-JP\GrapeCity.Web.Input.v100.resources.dll |
本体アセンブリのサテライトアセンブリ |
これらのファイルを配布するアプリケーションのBinフォルダにコピーします。なお、本製品のユーザーインタフェースやエラーメッセージを日本語で表示するためには、本体アセンブリファイルと共にサテライトアセンブリファイルを配布する必要があります。本体アセンブリファイルを配布したフォルダに「ja-JP」という名前のサブフォルダを作成して、サテライトアセンブリファイルをコピーしてください。
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製品インストールフォルダ内の\Bin\v10.0.40xx.2012(ご利用のInputMan for ASP.NETのバージョン番号)以下、Clientフォルダ下にインストールされるファイルは、すべてInputMan for ASP.NETの開発時にデザイン画面で必要となるファイルですので、配布は不要です。 |
InputMan for ASP.NETのコントロールを使用しアプリケーションを作成すると、Web.configファイルにInputMan for ASP.NETのアセンブリのほか、「Microsoft.mshtml」アセンブリの参照が追加されます。
Web.configファイルに「Microsoft.mshtml」アセンブリへの参照が追加されたまま運用環境に配布されると、これに関するエラーが発生する場合があります。「Microsoft.mshtml.dll」は、Visual Studioや、.NET Framework SDKに含まれるアセンブリであるため、これらがインストールされていない環境では、存在しない可能性があります。「Microsoft.mshtml」はInputMan for ASP.NETの開発時に必要なアセンブリですが、実行時には不要なため、配布先のWeb.configファイルから以下の記述を削除してください。
ただし、InputMan for ASP.NET以外からこのアセンブリへの参照が必要な場合は、ご注意ください。
<add assembly="Microsoft.mshtml, Version=7.0.3300.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=B03F5F7F11D50A3A"/>
ホスティングサーバーや共有サーバーなどでは、ASP.NET WebアプリケーションをMedium信頼レベル環境に配置しなければならない場合があります。
InputMan for ASP.NETは、Medium信頼レベル環境への配置が可能です。その際、製品固有の特別な設定はございません。ただし、いくつかの制限事項がありますので、ご注意ください。制限事項につきましては、「
制限事項と注意点」を参照してください。
InputMan for ASP.NETは、Service Pack 2よりServer Core環境への配置がサポートされました。使用上の制限事項につきましては、「
制限事項と注意点」を参照してください。