JPAddressと連携するコントロールは以下の2つのコントロールです。
郵便番号コントロールおよび住所検索エクステンダは、JPAddressのアセンブリであるGrapeCity.Web.JPAddress.dllを参照して動作します。また、これらの連携コントロールをページ上に配置するほかにJPAddressが提供するGcJPAddressコンポーネントも配置する必要があります。
JPAddressがインストールされていると、ツールボックスから郵便番号コントロール(GcPostal)または住所検索エクステンダ(GcAddress)をページに追加すると、JPAddressに関する下記の設定が自動的に行われます。
- ページにGcJPAddressコンポーネントが追加されます。
- (Webサイトを作成した場合)Web.configファイルのアセンブリ参照に「GrapeCity.Web.JPAddress」が追加されます。
- (Webアプリケーションを作成した場合)プロジェクトの参照設定に「GrapeCity.Web.JPAddress」が追加されます。
- licenses.licxに「GrapeCity.Web.JPAddress.GcJPAddress」のライセンス情報が登録されます。Webサイトを作成した場合はApp_Licenses.dllが更新されます。
ただし、これらの連携コントロールを動的に追加する、あるいはコントロールをページに配置した後にJPAddressのインストールが行われるなど、JPAddressの設定が自動的に行われない場合には、手動でツールボックスからJPAddressのGcJPAddressコンポーネントをページに追加する必要があります。
JPAddressの手動での設定方法については、JPAddressのヘルプ(「はじめに」>「コンポーネントをプロジェクトに組み込む」)を参照してください。
JPAddressがインストールされていないときは、以下のような動作となります。
設計時
- ツールボックスから郵便番号コントロールあるいは住所検索エクステンダをページに追加したとき、「JPAddress for ASP.NETのアセンブリ(GrapeCity.Web.JPAddress.dll)が見つかりません。」というダイアログが表示されます。
- GcJPAddressコンポーネントはページに追加されず、JPAddressアセンブリへの参照やライセンス情報は設定されません。
- コントロールのプロパティ設定は可能です。
- ビルド時にエラーは発生しません。
実行時
- 郵便番号コントロールや住所検索エクステンダで拡張されたコントロールは、ページロード時には正常に表示されます。
- 3桁以上の郵便番号や市外局番、2桁以上の全国地方公共団体コードを入力したときなど、住所データの検索が開始されたときに、アセンブリが存在しないことを通知する以下のメッセージボックスが表示されます。このとき、データの検索は行われません。