ドロップダウン機能

コンボコントロールには、リストボックスを表示するドロップダウン機能が搭載されています。以下では、このドロップダウン機能について説明します。

ドロップダウンリストを表示する

DropDownプロパティが参照するDropDownオブジェクトは、コントロール上にドロップダウンボタンを表示させます。ドロップダウンボタンをクリックするか、キーボードで［Alt］＋［↓］キーを押下することで、ドロップダウンリストを表示できます。また、ショートカットエクステンダには、デフォルトで［F7］キーがドロップダウン動作に割り当てられています。

ドロップダウン機能を有効にするには、DropDownオブジェクトのEnabledプロパティをTrueに設定します。次に、Visibleプロパティを設定してドロップダウンボタンを表示させます。

次のサンプルコードは、コンボコントロールにドロップダウンボタンを設定する方法を示します。

Visual Basic
C#

GcComboBox1.DropDown.Enabled = True
GcComboBox1.DropDown.Visible = True

GcComboBox1.DropDown.Enabled = true;
GcComboBox1.DropDown.Visible = true;

ドロップダウンボタンのカスタマイズ

DropDownオブジェクトを使用して、下記のドロップダウンボタンのカスタマイズが可能です。

コントロールがフォーカスを受け取ったときにドロップダウン部分を表示するかどうか（AutoDropDownプロパティ）
ドロップダウンボタンに表示する画像（ButtonImageプロパティ）
ドロップダウンボタンが押されたときに表示する画像（PressedButtonImageプロパティ）
ドロップダウン部分に影を付けるかどうか（DropDownShadowプロパティ）
ドロップダウンボタンの表示位置（Positionプロパティ）
開くときのアニメーション効果（OpeningAnimationプロパティ）
閉じるときのアニメーション効果（ClosingAnimationプロパティ）

次のサンプルコードは、ドロップダウンボタンをカスタマイズする例です。

Visual Basic
C#

Imports GrapeCity.Web.Input.Core

GcComboBox1.DropDown.AutoDropDown = True
GcComboBox1.DropDown.DropDownShadow = True
GcComboBox1.DropDown.Position = ButtonPosition.Outside
GcComboBox1.DropDown.ClosingAnimation = DropDownAnimation.Scroll
GcComboBox1.DropDown.OpeningAnimation = DropDownAnimation.Fade
GcComboBox1.DropDown.ButtonImage = "~/Images/DropDown.png"
GcComboBox1.DropDown.PressedButtonImage = "~/Images/PressedDropDown.png"

using GrapeCity.Web.Input.Core;

GcComboBox1.DropDown.AutoDropDown = true;
GcComboBox1.DropDown.DropDownShadow = true;
GcComboBox1.DropDown.Position = ButtonPosition.Outside;
GcComboBox1.DropDown.ClosingAnimation = DropDownAnimation.Scroll;
GcComboBox1.DropDown.OpeningAnimation = DropDownAnimation.Fade;
GcComboBox1.DropDown.ButtonImage = "~/Images/DropDown.png";
GcComboBox1.DropDown.PressedButtonImage = "~/Images/PressedDropDown.png";

また、TouchDropDownScaleプロパティを使用して、タッチ操作時のドロップダウンリストの拡大倍率を設定することができます。詳細については「ドロップダウンウィンドウの拡大表示」を参照してください。

参照

GcComboBox クラス（リファレンス）