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シートに、単一または複数の行を追加することができます。また、任意の位置に挿入することやユーザー操作による追加も可能です。
なお、行の追加については、コントロールがデータソースに連結している場合としていない場合で方法が異なります。データの連結については「データ連結」を参照してください。
SheetView クラス のAllowInsert プロパティ をTrueに設定すると、コマンドバーに「行の追加」および「行の挿入」ボタンが表示されます。このボタンの押下により、ユーザーは実行時に行の追加または挿入を行うことができます。
ユーザーによる行の追加を許可しない場合には、このプロパティをFalseに設定します。
データソースに連結していない場合に行を追加する方法は以下のとおりです。
行を追加するには、次のような方法があります。いずれもメソッドの引数に行を追加する位置および行数を指定することができます。
次の2つのサンプルコードはいずれも、3番目の行の後に10行追加します。
FarPoint.Web.Spread.SheetView Sheet0; Sheet0 = FpSpread1.Sheets[0]; Sheet0.Rows.Add(3, 10);
Dim Sheet0 As FarPoint.Web.Spread.SheetView Sheet0 = FpSpread1.Sheets(0) Sheet0.Rows.Add(3, 10)
コントロールをデータソースに連結している状態で行を追加する時、データソースに非連結な状態で行を追加することができます。
SheetView クラス のAddUnboundRows メソッド を使用します。AddUnboundRows メソッドの引数に行を追加する位置および行数を指定することができます。また、追加した行をコントロールのデータモデルに連結するにはAddRowToDataSource メソッド を使用します。
なお、この変更はデータベースに反映されるわけではありません。データベースに変更を反映する場合はDataAdapter オブジェクトのUpdate メソッドを実行するなど別途処理が必要です。
次のサンプルコードは、コントロールがデータソースに連結した状態で、非連結な行を現在アクティブな行の後に追加し、シートの表示行も変更する例です。
FpSpread1.ActiveSheetView.AddUnboundRows(FpSpread1.ActiveSheetView.ActiveRow, 1); FpSpread1.ActiveSheetView.PageSize = FpSpread1.ActiveSheetView.RowCount;
FpSpread1.ActiveSheetView.AddUnboundRows(FpSpread1.ActiveSheetView.ActiveRow, 1) FpSpread1.ActiveSheetView.PageSize = FpSpread1.ActiveSheetView.RowCount
クライアント側では次のメソッドにより新規行の追加または挿入が可能です。
これらのメソッドはコマンドバーの[行の追加]または[行の挿入]ボタンをクリックした場合とほぼ同じ結果となります。