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行の高さと列幅

行の高さまたは列幅は、任意のピクセル値に設定できます。各シートにはデフォルトのサイズが適用されますが、デフォルトサイズを独自に設定することもできます。いずれの場合も、シート内の行または列はすべて同じサイズになります。個々の行または列に対して値を個別に設定すると、シートのデフォルトサイズを上書きできます。

また、ユーザー操作によるリサイズを許可または禁止することも可能です。

ユーザー操作によるリサイズ

実行時に行ヘッダ間また列ヘッダ間の境界線をドラッグすることで、行の高さや列幅を変更できます。リサイズが可能な場合、境界線上のマウスポインタの形状が変化します。

設定方法

行のリサイズを許可または禁止するには、次のような方法があります。

列のリサイズを許可または禁止するには、次のような方法があります。

また、行ヘッダおよび列ヘッダのリサイズ許可を設定するには、FpSpread クラスAllowHeaderResize プロパティを使用します。詳細については「ヘッダのサイズ」を参照してください。

サンプルコード

次の2つのサンプルコードはいずれも、ヘッダ、2行目および3列目のリサイズを禁止します。

FpSpread1.AllowHeaderResize = false;
FpSpread1.ActiveSheetView.SetRowSizeable(3, false);
FpSpread1.ActiveSheetView.SetColumnSizeable(4, false);
FpSpread1.AllowHeaderResize = False
FpSpread1.ActiveSheetView.SetRowSizeable(3, False)
FpSpread1.ActiveSheetView.SetColumnSizeable(4, False)
FpSpread1.AllowHeaderResize = false;
FpSpread1.ActiveSheetView.Rows[3].Resizable = false;
FpSpread1.ActiveSheetView.Columns[4].Resizable = false;
FpSpread1.AllowHeaderResize = False
FpSpread1.ActiveSheetView.Rows(3).Resizable = False
FpSpread1.ActiveSheetView.Columns(4).Resizable = False

SPREAD デザイナでの設定

  1. リサイズを設定する行または列を選択します。
  2. プロパティウィンドウでResizableプロパティを設定します。
デフォルトサイズの設定

デフォルトのサイズを設定すると、シート内のすべての行の高さおよび列幅を同じサイズに表示できます。

設定方法

行の高さのデフォルトサイズは、SheetView クラス のDefaultRowHeight プロパティ で設定します。列幅のデフォルトサイズは、DefaultColumnWidth プロパティ を使用します。

サンプルコード

次のサンプルコードは、シート内のすべての行の高さを30ピクセルに、列幅を100ピクセルに設定します。

FpSpread1.ActiveSheetView.DefaultColumnWidth = 100;
FpSpread1.ActiveSheetView.DefaultRowHeight = 30;
FpSpread1.ActiveSheetView.DefaultColumnWidth = 100;
FpSpread1.ActiveSheetView.DefaultRowHeight = 30;

SPREAD デザイナでの設定

  1. プレビューエリアでデフォルトサイズを設定するシートを選択(シート名をクリック)します。
  2. プロパティウィンドウでDefaultColumnWidth およびDefaultRowHeightプロパティを設定します。
個々のサイズの設定

特定の行および列について高さや幅を設定することも可能です。デフォルトサイズの設定よりも優先されます。

設定方法

行の高さは以下の方法で設定できます。

列の幅は以下の方法で設定できます。

サンプルコード

次の2つのサンプルコードはいずれも、先頭シートの全列に対するデフォルトの行の高さを20ピクセル、列幅を50ピクセルに変更し、3行目の高さだけを30ピクセル、2列目の幅だけを100ピクセルに設定します。

// デフォルトサイズを設定します。
FpSpread1.Sheets[0].DefaultRowHeight = 20;
FpSpread1.Sheets[0].DefaultColumnWidth = 50;
// 個々のサイズを設定します。
FpSpread1.Sheets[0].SetRowHeight(2, 30);
FpSpread1.Sheets[0].SetColumnWidth(1, 100);
' デフォルトサイズを設定します。
FpSpread1.Sheets(0).DefaultRowHeight = 20
FpSpread1.Sheets(0).DefaultColumnWidth = 50
' 個々のサイズを設定します。
FpSpread1.Sheets(0).SetRowHeight(2, 30);
FpSpread1.Sheets(0).SetColumnWidth(1, 100);
// デフォルトサイズを設定します。
FpSpread1.Sheets[0].DefaultRowHeight = 20;
FpSpread1.Sheets[0].DefaultColumnWidth = 50;
// 個々のサイズを設定します。
FpSpread1.Sheets[0].Row[2].Height = 30;
FpSpread1.Sheets[0].Columns[1].Width = 100;
' デフォルトサイズを設定します。
FpSpread1.Sheets(0).DefaultRowHeight = 20
FpSpread1.Sheets(0).DefaultColumnWidth = 50
' 個々のサイズを設定します。
FpSpread1.Sheets(0).Row(2).Height = 30
FpSpread1.Sheets(0).Columns(1).Width = 100
       

SPREAD デザイナでの設定

  1. プレビューエリアで行の高さおよび列幅を設定するシートを選択(シート名をクリック)します。
  2. 高さを変更する行を選択し、プロパティウィンドウでHeightプロパティを変更します。
  3. 幅を変更する列を選択し、プロパティウィンドウでWidthプロパティを変更します。

クライアント側スクリプト

クライアント側では、次のメソッドにより行の高さおよび列幅を取得または設定できます。

また、列幅を列内の最長のテキストに合わせて調整するには、以下のメソッドを使用します。

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