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ここでは、バージョン11.0Jで追加された機能を紹介します。
130種類以上の新しい計算機能が追加され、合計数は各プラットフォーム対応バージョンのSPREADシリーズでも最大級の468になりました。関数以外にもExcelの配列数式(Ctrl + Shift + Enterを使用して入力。{}で囲まれる数式になり配列を一括演算する:下図参照)を新たにサポートし行列と配列の計算を可能にします。
また、循環関数を通知するためのCircularFormulaイベントを新たに追加しました。ユーザーが循環参照を作成する数式を入力したことを、検知できるようになります。
追加された関数一覧については、「各バージョンで追加された関数」をご参照ください。
SPREADで表示したシートの更新を禁止するため、保護機能を有効にして、シートの追加やシート名の変更が許可しない状態にできます。
また、Excelシートのプロパティ同様に、タイトル、作成者などのファイル概要や、ページレイアウトなどのシートの表示状態を設定も可能です。いずれの状態も下図のようにExcelファイルにエクスポートした場合でも維持されます。
詳細については、「Excelの概要とビューの保存」をご参照ください。
Excelでデータ入力に設定できる入力規則の条件(下図参照)に加え、14種類の検証機能を設定できます。
詳細については、「セル内での検証の使用」をご参照ください。
テキストを含む数値を連続データとして入力できます。また、既定のフィルメニュー項目を設定するプロパティを追加しました。フィルメニューが開いたときに選択されている項目を指定できるほか、フィルメニューを非表示にした場合のドラッグモードにも適用されます。
詳細については、「ドラッグフィル」をご参照ください。
印刷プレビュー時のユーザーインタフェイスにExcelライクのプレビュー画面が追加されました。また、プリンタの設定時に両面印刷や割り付け印刷などを設定して印刷できます。
詳細については、「印刷プレビューダイアログのカスタマイズ」、および「両面印刷モードでの印刷」をご参照ください。
作成したハイパーリンクに対し、そのテキスト値に基づいて並べ替え、およびフィルタリングを設定できます。
詳細については、「ハイパーリンク型セル」をご参照ください。
Windowsのメモリ使用効率を改善しました。メモリリソースの消費が懸念される、大きなファイルの読み込み、フィルタ処理、多数の表示項目に対するスタイルの設定などで従来バージョンに比べ大幅に処理速度が向上しました。下図はフィルタ処理のテスト結果の一部です。
高精細モニタやリモート環境などで、Windowsデスクトップアプリケーションを利用するための強化を実施しています。