GrapeCity SPREAD for Windows Forms 11.0J 移行ガイド
数式のインポート

SPREAD COM と SPREAD for Windows Forms では、使用可能な数式の演算子と関数が一部異なります。SPREAD COM ではブール値に0または1を使用しますが、SPREAD for Windows Forms では True または False を使用します。また、SPREAD for Windows Forms には SPREAD COM よりも多数の関数が組み込まれています。次の表は、その他の違いと、SPREAD for Windows Forms に SPREAD COM ファイルをインポートしたときに各相違点がどのように処理されるかを示します。

演算子または関数 違い インポート処理方法
比較演算子(=、<>、<、<=、>、>=) SPREAD for Windows Forms では大文字と小文字が区別されません。 たとえば "ABC"="abc" という比較式の場合、SPREAD COM では False が返されますが、SPREAD for Windows Forms では True が返されます。 数式は変更されませんが、評価結果が異なります。この変更が反映されるようにプロジェクトを更新してください。
PMT PMT 関数の書式は、SPREAD for Windows Forms では PMT(rate,nper,pval,fval,end) となり、SPREAD COM では PMT(Amount, Interest, Terms, TermsPerYear) となります。 SPREAD COM の数式は更新されません。SPREAD for Windows Forms の書式に適合するように、各引数を正しい値に手動で修正する必要があります。
日付時刻関数 SPREAD for Windows Forms では、連続値やその他の日付時刻値ではなく、DateTime または TimeSpan オブジェクトが返されます。 こうした数式の計算値を返すセルは、SPREAD for Windows Forms の関数が返す DateTime または TimeSpan オブジェクトを正確に表示および書式設定できるように、適切なセル型に変更する必要があります。
URL SPREAD for Windows Forms にはハイパーリンク型セルがあります。 この関数はインポートされません。


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