ver18.0Jへの移行

全て展開

このトピックでは、「18.0J」に移行する手順について説明します。

（1）概要

ActiveReports for .NET には、以前のバージョン（.NET版の「1.0J」以降）で作成したプロジェクトを、新しいバージョンで使用できるようにするためのプロジェクト移行ツール、「ActiveReportsファイルコンバータ」が付属しています。

ActiveX版のActiveReportsからの移行については、手順が異なります。詳細については、「ActiveReports 2.0Jからの移行」を参照してください。

はじめに、次の「移行の手順」の（手順１）で、「ActiveReportsファイルコンバータ」を実行してください。これにより、プロジェクトを「18.0J」に移行します。

ただし、プロジェクトの実装内容によっては、「ActiveReportsファイルコンバータ」で移行できない場合があります。これについては、（手順２）以降を参照して、手動で移行してください。

また、移行に関する不具合については、ナレッジベースで情報を公開しています（手順６）。該当する事象がないか、ご確認ください。

以上の手順で移行できない場合や、移行に関してご不明な点がある場合は、技術サポートにお問い合わせください（手順７）。

技術サポートのご利用には、マイアカウントの登録と、「保守サービス」の契約が必要です。マイアカウントの詳細については、「アカウントの管理」ページをご覧ください。

ActiveReportsファイルコンバータ
- 「ActiveReportsファイルコンバータ」を実行します。詳細については、「ActiveReportsファイルコンバータ」を参照してください。

アセンブリ参照
- アセンブリの参照先が「18.0J」に更新されていない場合は、アセンブリ参照を移行してください。詳細については、「アセンブリ参照を移行する」を参照してください。

ライセンス情報
- ライセンス情報が正しく更新されていない場合は、ライセンス情報を移行してください。詳細については、「ライセンス情報を移行する」、「アプリケーションのライセンスの組み込み」を参照してください。
- エラーが発生する場合は、以下のナレッジを参照してください。
  - 正常にライセンス認証が済んでいる状態にもかかわらず、ライセンスエラーが発生し、アプリケーションを実行できない – MESCIUS ナレッジベース
  - .NET製品のライセンス認証に関する情報一覧 – MESCIUS ナレッジベース

バージョン別

プロジェクト内でActiveReport3クラスを使用している場合は、以下を参照してください。

Visual Basic（移行前）	コードのコピー
Dim report1 As New DataDynamics.ActiveReports.ActiveReport3()

Visual Basic（移行後）	コードのコピー
Dim report1 As New GrapeCity.ActiveReports.SectionReport()

3.0Jの初版にて、以下の条件を満たすBarcodeコントロールを使用している場合は、移行後に、バーコードシンボルの大きさが変化します。
BarcodeコントロールのBackColorプロパティを「White」に設定するか、または、Barcodeコントロールの大きさを調整してください。

プロパティ名	プロパティの値
Style	QRCode、Code49、JapanesePostal、Pdf417、EAN128FNC1 のいずれか
BackColor	System.Drawing.Color.Transparent

プロジェクト内でPDFエクスポートを行い、さらにVersionプロパティを使用している場合は、以下を参照して移行してください。