このチュートリアルでは、ページレポートおよびRDLレポートをXMLデータソースに接続し、データセットを作成する方法を紹介します。また、Listコントロールの使い方についても説明します。

このトピックでは、以下のタスクを行います。

メモ:

このチュートリアルでは、Factbookデータ（Factbook.xml）を使用しています。Factbookデータ（..\ActiveReportsNET9\Data\Factbook.xml）へのアクセス権限が必要です。
このチュートリアルではページレポートを使用していますが、RDLレポートを使用した場合も同様の手順で作成することが可能です。

チュートリアルを完了すると、次のようなレポートが作成されます。

設計時のレイアウト

実行時のレイアウト

［レポートエクスプローラ］では、データソースノードを右クリックして、［データセットの追加］のオプションを選択するか、［追加］ボタンから［データセット］を選択します。
［データセット］ダイアログでは、［全般］のページを選択し、［名前］フィールドを「ExchangeRates」に変更します。
［データセット］ダイアログの［クエリ］ページでは、「World」以外のすべての国のデータにアクセスするために、クエリのテキストボックスに次のXMLパスを入力します。
//country [@name != 'World']

［フィールド］ページでは、以下のように値を入力して、レポートに追加するフィールドを作成します。XMLデータフィールドの値は有効なXPath式である必要があります。

Visual Studioのツールボックスからデザイナ面上にListデータ領域をドラッグし、［プロパティ］ウィンドウからDataSetNameプロパティを「ExchangeRates」、Locationプロパティを「0in, 0in」、Sizeプロパティを「6.5in, 3in」に設定します。
［レポートエクスプローラ］から［Name］フィールドをListコントロールの上にドラッグし、フィールドを中央に設定して、［プロパティ］ウィンドウからFontSizeプロパティを「14pt」に設定します。

［レポートエクスプローラ］から、次のフィールドをList上にドラッグして、以下のようにプロパティを設定します。

メモ:　このフィールドに対して作成された式は、通常の式とは異なります。Visual Basicの構文の場合、識別子は数字から開始できないので、数字のフィールド名を文字列として扱う必要があります。

ツールボックスからTextBoxをList上にドラッグし、［プロパティ］ウィンドウで、静的なテキストとフィールド値の組み合わせを指定するには、次のプロパティを設定します。

プロパティ名	値
Location	0.145in, 0.875in
Size	3in, 0.25in
Value	="年別に米ドル対 " & Fields!Currency.Value & " の価値:"

ツールボックスからTextBoxコントロールをList上にドラッグし、［プロパティ］ウィンドウから、以下のようにプロパティを設定し、静的なラベルを作成します。