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マスク
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マスクにより、エディタでのユーザー入力を制限することができます。DateEdit コントロールで入力をマスクすると、値を特定の書式で入力することができます。たとえば、DateEdit コントロールが数値だけを受け取るようにしたり、24 時間形式の日時の値だけを受け取るようにすることができます。ユーザーがこのような書式で値を入力するように制限するには、DateEdit コントロールでマスクを使用します。

次の図に、編集モードでマスクが適用された DateEdit コントロールを示します。

DateEdit では、EditMask プロパティを使用して入力をマスクできます。マスク入力を有効にするには、EditMask プロパティに、プレースホルダとリテラルから成るマスク文字列を設定します。MaskInfo プロパティを使用して、マスク入力の他の要素を制御できます。また、CustomPlaceholders プロパティを使用して、ユーザー定義のマスク文字で構成される独自のプレースホルダを定義することもできます。DateEdit コントロールが読み取り専用モードの場合、マスクは機能しません。

次の表に、DateEdit でサポートされているすべてのプレースホルダおよびリテラルを示します。

プレースホルダ 説明
# 桁のプレースホルダを指定すると、その位置に英数字またはプラス/マイナス記号を入力できます(入力はオプション)。
. 小数点プレースホルダ。実際に使用される文字は、国際化設定で小数点のプレースホルダとして指定された文字です。この文字は、リテラルとしてマスク処理されます。
, 千単位の桁区切りです。実際に使用される文字は、国際化設定で桁区切りとして指定された文字です。この文字は、リテラルとしてマスク処理されます。
: 時刻区切り文字。実際に使用される文字は、国際化設定で時刻区切りとして指定された文字です。この文字は、リテラルとしてマスク処理されます。
/ 日付区切り文字。実際に使用される文字は、国際化設定で日付区切りとして指定された文字です。この文字は、リテラルとしてマスク処理されます。
\ マスク文字列内の次の文字をリテラルとして処理します。これを使用して、#、&、A、… などの文字をマスクに入れることができます。この文字は、リテラルとしてマスク処理されます。
& 文字のプレースホルダです(入力は必須)。任意の文字を入力できます。
> 後続のすべての文字を大文字に変換します。
< 後続のすべての文字を小文字に変換します。
~ 前出の < または > を無効にします。
! 編集マスク内の後続のオプションの文字が左から右ではなく、右から左に表示されます。このため、空白は左に表示されます。
^ 前出の ! 文字を無効にします。^ の後では、空白は右に表示されます。
A 英数字のプレースホルダです(入力は必須)。たとえば、a ? z、A ? Z、0 ? 9 です。
a 英数字のプレースホルダです(入力はオプション)。
0 桁のプレースホルダです(入力は必須)。たとえば、0 ? 9 です。
9 桁のプレースホルダです(入力はオプション)。
C 文字またはスペースのプレースホルダです(入力はオプション)。任意の文字を入力できます。
L 英文字のプレースホルダです(入力は必須)。たとえば、a ? z、A ? Z です。
? 英文字のプレースホルダです(入力はオプション)。
\n 改行を示すリテラルです。Multiline プロパティが True に設定されている場合に適用できます。
" 二重引用符で囲まれた文字列内のすべての文字はリテラルと見なされます。
リテラル その他のすべての記号はリテラルとして、つまりそのまま表示されます。

次のコードスニペットは、EditMask プロパティを設定して DateEdit でマスクを適用する方法を示します。

' EditMaskプロパティを設定してマスクを適用します
C1DateEdit1.EditMask = "9900-LLL-00"
// EditMaskプロパティを設定してマスクを適用します
c1DateEdit1.EditMask = "9900-LLL-00";
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