null 値の処理は、適切な規則や設定がないと難しい場合があります。しかし、DateEdit では、さまざまなケースで null 値を処理し、関連する要素を制御するための柔軟な規則が提供されています。
DateEdit コントロールでは、コントロールが読み取り専用モードの場合に、DisplayFormat の NullText プロパティを使用して null 値を表示できます。DisplayFormat で NullText プロパティをオーバーライドして、DateEdit コントロールにウォーターマークを表示することができます。
これは DateEditor のデフォルトのモードです。編集モードでは(ReadOnly が false の場合)、DateEdit は、EditFormat の NullText プロパティを設定することで、null 値を表示できます。
どちらのモードでも、EmptyAsNull プロパティを true に設定することで、空の文字列を表示することができます。DateTimeInput が true に設定されている DateEdit で日時の値を編集するときは、空のコントロールによって null 値が表されます。コントロールで値の編集を開始すると、コントロールは最後に割り当てられた null 以外の値または今日の日付に変わります。
次の図に、読み取り専用モードの DateEdit に表示されたヌルテキスト(ウォーターマーク)を示します。
次のコードスニペットは、読み取り専用モードの DateEdit でヌルテキストを表示する方法を示します。