MESCIUS InputMan for ASP.NET 10.0J > 製品の概要 > 旧バージョンからの変更点 > 7.0Jから8.0Jへの変更点 |
InputMan for ASP.NET 8.0Jで追加された機能および、InputMan for ASP.NET 7.0JからInputMan for ASP.NET 8.0Jの変更点について解説します。
Windowsでは、Internet ExplorerのほかMicrosoft EdgeおよびChromeでの動作をサポートします。 さらに、iPadにも対応しiPad搭載のSafari for iOS 8/9での動作も保証します。また、それぞれのクライアント環境に沿ったスタイルで描画されます。
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数値、日付時刻、日付および時刻コントロールからドロップダウンされるオブジェクトに、数値パッドを追加しました。プロパティの設定により、ドロップダウンオブジェクトを選択することが可能です。
詳細については、以下のページを参照してください。
日付時刻、日付および時刻コントロールからドロップダウンされるオブジェクトに、日付時刻ピッカーを追加しました。プロパティの設定により、ドロップダウンオブジェクトを選択することが可能です。
詳細については、以下のページを参照してください。
サーバー側機能のほとんどをクライアント側スクリプトにより実現できるようになりました。そのため、サーバー側へポストバックせずにプロパティの変更やイベントの実装ができます。 また、HTML5を使用してリファクタリングされ、クライアント側へのダウンロードサイズも大幅に減少しました。
以下は、1ページにそれぞれのコントロールを50個配置したときのHTMLダウンロードサイズの7.0Jと8.0Jの比較表です。
その他、以下のクライアント側機能を追加しました。
クライアント側機能の詳細やJavaScriptリファレンスは「クライアント側スクリプト」を参照してください。
SPREAD for ASP.NET 7.0J/8.0Jのセルを検証することが可能です。 |
コントロールが未入力のときの代替テキスト(ウォーターマーク)を表示できます。コントロールにフォーカスがある場合とない場合のそれぞれで、別の文字列と文字色を設定できます。また、日付コントロールでは和暦表示できない日付が入力されたとき、数値コントロールでは値がゼロのとき、Nullのときのそれぞれに対しても個別のウォーターマークが表示できます。
詳細については、以下のページを参照してください。
日付時刻コントロールのドロップダウン日付時刻ピッカーに表示される"Date"、"Time"タブの文字を設定するDateTabTextプロパティ、TimeTabTextプロパティを追加しました。詳細については「ドロップダウン日付時刻ピッカー」の「表示内容の変更」を参照してください。
InputManのコントロールは、さまざまなHTMLやCSSにより形成されていますが、クライアント側がリファクタリングされたことにより、コントロールの内部構成も最適化されました。 これにより、以下の箇所の既定のサイズが変更されました。 既定値(空の値)から変更していない場合や、AutoWidth、AutoHeight、AutoSizeプロパティ等により自動サイズ調整を行っている場合は、旧バージョンと比較して1〜3px程の差異があります。
リストコントロール、ドロップダウンリスト | |
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コントロール(オブジェクト)の幅、高さ | Width、Heightプロパティ |
ヘッダの高さ | ListHeaderPane.Heightプロパティ |
ステータスバーの高さ | - |
項目の高さ | ItemHeightプロパティ |
カラムの幅 | ListColumn.Widthプロパティ |
カレンダーコントロール、ドロップダウンカレンダー | |
コントロール(オブジェクト)の幅、高さ | Width、Heightプロパティ |
ヘッダの高さ | HeaderHeightプロパティ |
曜日タイトルの幅 | Height、Width、MonthMarginsプロパティ等で調整 |
日付の幅 | |
週番号領域タイトルの幅 | |
電卓コントロール、ドロップダウン電卓 | |
コントロール(オブジェクト)の幅、高さ | Height、Widthプロパティ |
表示領域の幅 | Marginsプロパティで調整 |
各ボタンの幅、高さ | Height、Width、Marginsプロパティで調整 |
ファンクションキーコントロール | |
コントロールの高さ | Heightプロパティ |
ファンクションキーボタンの幅 | FunctionKeyButton.Widthプロパティ |
ドロップダウンやスピンボタン、検証エラーアイコン、ファンクションキーボタンのデフォルト画像、あるいはカレンダーのナビゲータなど、コントロールの内部で使用されている画像のズーム時の品質を改善しました。 以下は、ブラウザの拡大率200%のときの7.0Jと8.0Jの違いです。
7.0Jと8.0Jの画像品質 |
コントロール上にマウスポインタがあっても、コントロールにフォーカスがないときにマウスホイールを動作しても、スピン機能による値の変更がされないようになりました。
クライアント側機能のリファクタリングに伴い、InputMan for ASP.NETのコントロールは、すべてGCIM名前空間で定義されるようになりました。 これにより、クライアント側でオブジェクトを生成する場合は、GCIM名前空間の宣言が必要となります。
次のサンプルコードは、検証アクションエクステンダに追加するColorNotifyオブジェクト(色によるエラー通知)のインスタンスを生成する例です。
// GCIM名前空間から、ColorNotifyオブジェクトを実装します。 var action = new GCIM.ColorNotify(); action.SetInvalidBackColor("yellow");
ただし、7.0J以前のバージョンでGCIM名前空間なしで実装されていたクライアント側オブジェクトについては、7.0J以前の実装方法のままで動作します。 たとえば、バルーンチップの内容を形成するBalloonTipInfoオブジェクトは、以下2種類(tipInfo1、tipInfo2)の実装がいずれも可能です。
var tipInfo1 = new BalloonTipInfo(); tipInfo1.SetCaption("不正入力"); tipInfo1.SetText("ひらがな以外の入力はできません。"); var tipInfo2 = new GCIM.BalloonTipInfo(); tipInfo2.SetCaption("不正入力"); tipInfo2.SetText("ひらがな以外の入力はできません。");
7.0J以前のバージョンでは、コンボコントロールの項目を取得または設定するにはComboItemオブジェクトを使用していましたが、8.0JではListItemオブジェクトに変更されました。同様にSubItemオブジェクトはListSubItemと変更され、項目の追加方法も変更されています。 ただし、互換性を保つため、いずれの実装方法も正しく動作します。詳細については、以下のページを参照してください。