PowerTools MultiRow for Windows Forms 8.0J
テンプレートの割り当てと参照

GcMultiRowコントロールにテンプレートを割り当てると、実行時にテンプレートと同じレイアウトの行が作成されます。グリッドに割り当てたテンプレートは読み取り専用となります。テンプレートを変更する場合、グリッドに再度割り当てる必要があります。
テンプレートの割り当て
テンプレートをグリッドに割り当てるにはGcMultiRow.Templateプロパティを使用します。TemplateプロパティにはTemplateクラスのインスタンスまたはTemplateクラスを継承したクラスのインスタンスを割り当てることができます。

次のコードは空のテンプレートを割り当てます。

GcMultiRow1.Template = New GrapeCity.Win.MultiRow.Template()
gcMultiRow1.Template = new GrapeCity.Win.MultiRow.Template();

テンプレートをグリッドに割り当てると、グリッドの既存の値は破棄されます。
  • データベースに接続している場合は、グリッドの値が再度読み込まれます。
  • アンバウンドモードで値を保持するには、GcMultiRow.RestoreValueプロパティおよびRestoreColumnHeaderFooterValueプロパティにTrueを設定します。                                                       
既定のテンプレートの割り当て
Visual Studioのフォーム デザイナを使用してフォームにGcMultiRowコントロールを配置すると、テンプレートがない状態で配置されます。
フォーム デザイナで既定のテンプレートを設定する場合は、スマートタグから「既定のテンプレート」を選択します。
コーディングでテンプレートを作成する際に既定のテンプレートを設定するには、Template.Defaultプロパティを使用します。

GcMultiRow1.Template = GrapeCity.Win.MultiRow.Template.Default
gcMultiRow1.Template = GrapeCity.Win.MultiRow.Template.Default;
テンプレートの参照
グリッドに割り当てられているテンプレートを参照するには、GcMultiRow.TemplateプロパティからTemplateクラスのインスタンスを参照します。

次のコードは、グリッドの現在の列幅とテンプレートの列幅を比較します。

Imports GrapeCity.Win.MultiRow

' 既定のテンプレートを設定する 
GcMultiRow1.Template = Template.Default
' セルの幅を変更する 
GcMultiRow1.Rows(0).Cells(1).HorizontalResize(100)

Console.WriteLine("テンプレートのセルの幅: {0}", GcMultiRow1.Template.Row.Cells(1).Width)
Console.WriteLine("グリッドのセルの幅: {0}", GcMultiRow1.Rows(0).Cells(1).Width)
using GrapeCity.Win.MultiRow;

// 既定のテンプレートを設定する
gcMultiRow1.Template = Template.Default;
// セルの幅を変更する
gcMultiRow1.Rows[0].Cells[1].HorizontalResize(100);

Console.WriteLine("テンプレートのセルの幅: {0}", gcMultiRow1.Template.Row.Cells[1].Width);
Console.WriteLine("グリッドのセルの幅: {0}", gcMultiRow1.Rows[0].Cells[1].Width);

  • GcMultiRow.Templateプロパティを通してTemplateクラスのインスタンスを変更したとき、この変更はグリッドには反映されません。変更を反映するには再度テンプレートを割り当ててください。
   
参照

 

 


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