以下に、TextOrientationプロパティの活用方法について、いくつか例を挙げます。
例1
次のように、Alignmentプロパティ を Top にしたとき、TextOrientation プロパティを設定しない状態では次のようになります。このときTextOrientationプロパティを Downward に設定すると、次のようにタブが詰めて配置されるため、一度により多くの情報を表示させることができます。
GcTabControl1.Alignment = TabAlignment.Top GcTabControl1.TextOrientation = GrapeCity.Win.Common.TextOrientation.Downward
gcTabControl1.Alignment = TabAlignment.Top; gcTabControl1.TextOrientation = GrapeCity.Win.Common.TextOrientation.Downward;
さらに、TextOrientationプロパティ を VerticalFarEast に設定した場合には、漢字やひらがななど縦書きに適した文字だけを縦に表示することができ、文字を読みやすくすることができます。なお、縦書き表示は文字のバイト数により判断しており、2バイト文字 ( 全角 ) が対象となります。そのため、英字や数字でも全角文字の場合は縦書き表示されることに注意してください。
例2
次のように、Alignmentプロパティを Right にしたとき、TextOrientationプロパティを設定しない状態では次のようになります。このときTextOrientationプロパティを Horizontal に設定して、タブの項目を理解しやすい配置に変化させることができます。
GcTabControl1.Alignment = TabAlignment.Right GcTabControl1.TextOrientation = GrapeCity.Win.Common.TextOrientation.Horizontal
gcTabControl1.Alignment = TabAlignment.Right; gcTabControl1.TextOrientation = GrapeCity.Win.Common.TextOrientation.Horizontal;